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会期残りわずか! 「アベンジャーズ展 MARVEL AVENGERS S.T.A.T.I.O.N.」開催中!!

2023年01月13日 12:00配信

JR武蔵野線「東所沢駅」から歩くこと約10分、郊外を絵に描いたようなのどかな景色に突然、“異物”としか表現しようのない建造物が割り込んでくる。角川武蔵野ミュージアムだ。ここでは常時、様々な企画展やイベントが催されているが、今回は「アベンジャーズ展 MARVEL AVENGERS S.T.A.T.I.O.N.」を紹介したい。2014年7月のニューヨークに始まり、以降もパリ、ロンドン、ラスベガスなど世界24都市で巡回している展覧会だ。日本国内でも東京の森アーツセンターギャラリーと京都の京都市京セラ美術館で開催されているため、すでにチェック済みという方も少なくないだろう。今のところ、これが国内最後の「アベンジャーズ展」になる予定とのことで、ここに駆け込み&駆け足レポートをお届けする。なお、1月29日(日)までの開催だ。

「アベンジャーズ展」開催地である、角川武蔵野ミュージアム。隈研吾が設計した巨大なそれが、否応なく非日常感を掻き立ててくれる
「アベンジャーズ展」開催地である、角川武蔵野ミュージアム。隈研吾が設計した巨大なそれが、否応なく非日常感を掻き立ててくれる


近年、この手の海外キャラクターを取り扱った大掛かりな展示会は、決して珍しいものではなくなってきた。パッと思いつく限りでも「マーベル展」や「DC展 スーパーヒーローの誕生」などがあるが、本展にはコミックの歴史を振り返るコーナーなどはなく、あくまでもマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)に限定しているところがポイントだ。さらに本展は、アベンジャーズを支援する目的で結成されたS.T.A.T.I.O.N.(Scientific Training And Tactical Intelligence Operative Network)のエージェントになるためのトレーニング施設という設定になっており、MCUの世界に入り込んで楽しんでいくスタイル。すなわちMCUで描かれてきた数々の戦いは、本展に参加している時間に限っては映画のスペクタクルシーンではなく、現実に起きた出来事ということ。自分はサノスの指パッチンで消された側か、それとも残された側だったのか。そんなことを想像してみるのも一興だろう。
ちなみに例外として、入り口前に並べられた歴代作品のポスターパネルがある。ただのポスターと言ってしまえはそれまでだが、ついつい居座ってしまった。第1作目の「アイアンマン」は、2008年公開の作品。もう14年前の作品なのだから、あれからいろんなことがあった。「アイアンマン」シリーズは、いつも同じメンツで観てたんだよな。「インクレディブル・ハルク」を観たのは新宿プラザ劇場だったか、新宿ミラノ2だったのか。どちらも歌舞伎町の再開発でなくなってしまったなあ。そうそう、「アベンジャーズ」を観るために成田HUMAXシネマズまで行ったんだ。当時、関東圏では一番スクリーンが大きかったから……なんて振り返ってたら、あっという間に時間が経ってしまう。そんな共通の思い出を持つ友人・知人と一緒に行けば、より楽しめること請け合いだ。

当然、最初はキャップなんですね
当然、最初はキャップなんですね(C)2023 MARVEL

いざ入場すると、いきなりモニターにコビー・スマルダーズ演ずるマリア・ヒルが映し出される。撮り下ろしの本物! いやー、オフィシャル感ありますねぇ。S.H.I.E.L.D.壊滅後、いろんなところで働いてたみたいだけど、ちゃんと落ち着くところに落ち着いたみたい。今後、映像作品にS.T.A.T.I.O.N.の名が登場することもあるかも? いずれにせよ「マーベル・ワンショット」やプリクエル系のスピンオフコミックまで追いかけてる向きにとっては、これを観るためにだけに来てもいいくらいのものなのでは。
で、一発目の展示はザ・ファースト・アベンジャー、キャプテン・アメリカのコーナー。『アベンジャーズ』のときに着ていたスーツをはじめ、お馴染みのシールドとハーレーダビットソンもあり、実際に持ったり跨ったりできるフォトスポットになっている。お次はハルクコーナー。ハルクの場合、特にスーツを着たり武器を扱ったりするわけではないので、小道具関連が充実している印象。こちらはブルース・バナーの研究室という設定のようだ。

アイアンマンの、主だった歴代アーマーがズラリ
アイアンマンの、主だった歴代アーマーがズラリ(C)2023 MARVEL

お待ちかねのアイアンマンコーナーは、ホール・オブ・アーマーを思わせる展示。インフィニティ・ウォー後、スターク・インダストリーからS.T.A.T.I.O.N.に寄贈されたレプリカ……みたいな設定なのかもしれない。個人的にはシルバー・センチュリオンことマーク33が見たかったけど、全アーマーを並べてたら「アベンジャーズ展」じゃなくて「アイアンマン展」になってしまう。

ハルクバスターことマーク44の、デカ・スゴにも程がある等身大スタチュー
ハルクバスターことマーク44の、デカ・スゴにも程がある等身大スタチュー(C)2023 MARVEL

しかし、そんな些細な不満も吹っ飛ぶ、ハルクバスターの威容! あまりにも大きすぎるため、展示会場によっては搬入できず、オミットされることもあるとのこと。ハルクバスターというか、その中身であるマーク43をまとって、ウルトロン軍団を蹴散らす体感ゲームも併設されている。しかし運動不足のおじさんは、リパルサー・レイを撃ち過ぎて、速攻で腕が振れなくなってしまった……。体力に自信のある方々、代わりに世界の平和を頼みます。

芸コマなアントマンコーナー。アリを踏みつけようとすると……?
芸コマなアントマンコーナー。アリを踏みつけようとすると……?(C)2023 MARVEL

まあ、いろいろ見せ過ぎると実際に行ったときの楽しみが半減してしまうので、いろいろと割愛するけれど、ソーのムジョルニアを持ち上げるフォトスポットを挟み、ブラックパンサーやアントマン、ブラック・ウィドウ、スカーレット・ウィッチ、ウォーマシン、ファルコンなどの装備が展示されている。なお、ヴィジョンに関しては、劇中の設定を遵守してか映像のみだった。
そして、展示のラストを飾るのがスーパーヴィランコーナー。チタウリ、ダークエルフ、ウルトロンの死骸や残骸を回収して研究している設定になっており、なんだかんだで映像や写真で見る機会の多いスーパーヒーローでは味わえない新鮮さがある。特にチタウリは、劇中ではヘルメットというかマスクを被っていたので、こんなイカつい顔してたのか!と、今更ながらフィギュアが欲しくなってしまった。とりあえず、当面の所有欲を満たすべく接写、接写、接写。本展の何がいいって、いくらでも写真が撮れること。他のお客さんの邪魔にならない範囲で激写しまくりましょう。

「あなた、こんな顔してたのね」部門の優勝候補じゃない?
「あなた、こんな顔してたのね」部門の優勝候補じゃない?(C)2023 MARVEL

最後の最後は、S.T.A.T.I.O.N.エージェントになるため最終訓練というていで、キャップ、ソー、アイアンマン、ハルク、ホークアイ、ブラック・ウィドウのいずれかになりきって戦う体感ゲームコーナー。運動不足のおじさんはハルクを選んだけど、例によってスマッシュのし過ぎで腕が死にました。世界の平和は、みんなに任せた。
そんなこんなで駆け足の紹介になってしまったが、先述したように一人より二人、二人より三人でテンション高く巡ったほうが絶対に楽しい展覧会だ。もちろん、静かに一人で回るのもいいけれど、各種ゲームも難易度そのものは優しめに設定されているので、小さいお子さん連れでも問題ない。しかも角川武蔵野ミュージアムを擁するところざわサクラタウンには、「アベンジャーズ展」以外にも面白そうなイベントや施設がたくさんあるようだから、いっそ1日がかりで遊び尽くすつもりで覗いてみるのもいいんじゃないだろうか。自分は、業界でも評判の併設食堂でシャワルマ……はなかったので、名物カレーを食べて帰りました。会期も残りわずか、さあ、東所沢でアッセンブル!

入口付近には、大魔神ことアラカツマ様も鎮座しておりました。しかも二柱!
入口付近には、大魔神ことアラカツマ様も鎮座しておりました。しかも二柱!

【取材・文:ガイガン山崎】

「アベンジャーズ展 MARVEL AVENGERS S.T.A.T.I.O.N.」
開催期間:2023年1月29日(日)まで ※2023年1月16日(月)~20日(金)は臨時休館となります
会場:角川武蔵野ミュージアム3階 EJアニメミュージアム
開館時間:10:00~18:00 ※最終入館は閉館の30分前
休館日:第1・3・5火曜日
チケット:【一般入場券】大人 2400円(税込)/中学生以下 1900円(税込)
     【オリジナルTシャツ付きチケット】(男性フリーサイズ) 5300円(税込)/(女性フリーサイズ):5300円(税込)
※土日祝日のみ日付指定

リンク:イープラス「アベンジャーズ展」チケット購入サイト
    「アベンジャーズ展」公式webサイト
    「アベンジャーズ展」公式Twitter・@AVGSTATION_JP
    角川武蔵野ミュージアム公式サイト