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「盾の勇者の成り上がり」ラフタリア役・瀬戸麻沙美×フィーロ役・日高里菜対談【後編】「アドリブで生まれるラフタリアとフィーロの距離感」

2019年02月15日 18:30配信
「盾の勇者の成り上がり」ラフタリア役・瀬戸麻沙美×フィーロ役・日高里菜対談【後編】「アドリブで生まれるラフタリアとフィーロの距離感」

「盾の勇者の成り上がり」より

(C)2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

現在、好評放送中のTVアニメ「盾の勇者の成り上がり」。その放送を記念して、スタッフ&キャストによるリレー連載をお届けします。

第5回は、ラフタリアを演じる瀬戸麻沙美とフィーロを演じる日高里菜さんが登場。後編では、新たな仲間となったフィーロの魅力を語ってもらったほか、第5、6話を振り返ってもらいました。

――第5話からついにフィーロが登場しました。

日高 第5話はずっと鳥の状態だったのでびっくりしました。実は、オーディションでは人間の状態での台詞しかなかったんです。

瀬戸 あの「グエ」って鳴き声、なかった?

日高 なかったの! だから、第5話の台本と一緒にキャラクターの資料をいただいたんですけど、それが鳥の状態のほうだったんです。台本を読んでも、ずっと鳥のままで(笑)。「そういえば鳥のほうは受けてないぞ。どういう感じで『グエグエ』言おう」って、最初は不安がありました。でも、フィーロは太った鳥でコミカルなシーンも多かったので、それはそれで遊べそうだなと思って。すごく楽しみでした。

――音響監督からのディレクションなどはありましたか?

日高 テストのときは振り切った感じで喜怒哀楽を出してみたんです。そしたら「一応はかわいい女の子がベースだから、マスコットっぽさは意識してください」というディレクションをいただきました(笑)。

瀬戸 でも、すごくかわいかった! 人間の姿だけじゃなくて、鳥の状態も愛嬌があって。ちゃんと太った鳥のコミカルさはあるのに、かわいらしさもある。そのお芝居がすてきだなって思って見ていました。これからフィーロが大活躍するから、視聴者の皆さんもフィーロの鳥状態のかわいらしさにやられちゃうんじゃないかな?と思います(笑)。

日高 思いのほか、鳥の姿で喋ることが多いですからね(笑)。

――以前、こちらの連載で田村淳一郎プロデューサーが、オーディションで日高さんの芝居を見てフィーロの方向性が決まったと話していました。どのようなお芝居をされたのでしょうか?

日高 オーディションのときは、とにかく感情をはっきり出そうと思いました。フィーロはまだ子どもですし、明るさも元気さも悲しさも怒りも、感じたことをそのまま表に出すと思ったんです。でも、ベースには無邪気で天真爛漫なところがある……そんなことを意識しました。

――フィーロを演じる上で大変なことなどはありますか?

日高 大変というわけではないんですが、わりとアドリブが多いですね。

瀬戸 よくアドリブで歌ってた(笑)。あの歌、好きだなぁ。

日高 嬉しい! 台本読んだ瞬間、メロディが降りてくるの。

瀬戸 そうなんだ。里菜は真面目な子だから、「歌はアドリブで」って言われたらお家ですごく悩んで考えてくるんだろうなって思ってた。

日高 意外とね、降りてくるの。それで降りてきたらすぐ、どういうふうに歌うか台本にびっしり書き込んで。この方向性がダメだったらこっちにしようって、別の案も考えたり。

瀬戸 すごい……。アドリブで歌ってくださいって言われたら、私は固まっちゃうと思う(笑)。

――歌以外にもアドリブは多いんですか?

日高 食べるアドリブも多いですね。

瀬戸 しかも、あまり綺麗な食べ方じゃないんだよね。

日高 そう。丸呑みだったり、わーって勢いよく食べたりすることが多いので。

瀬戸 もともと鳥だから(笑)。

日高 人間の子どもが食べるときの音とは違うから、そこは意識しています。あとは、食べながら喋ることも多いし、寝息も結構豪快!

瀬戸 「すやすや」じゃなくて、「がぁ~!」って感じで。でも、そこもかわいらしいんです。

――さて、第5、6話のストーリーについてですが、どんな感想をお持ちになりましたか?

日高 正直、マインだけはどうしようもないですね!

瀬戸 これから改心するのか……しないだろうなぁ(笑)。

日高 ただ、ここまで悪役らしい悪役ってめったにいないので、いっそすがすがしくて新鮮ですね。(ブリドカット セーラ 恵美さんの)一つ一つのお芝居もすごいんです。舌打ち一つとっても、ここまで悪意を出せるかってくらい出し切るので。

瀬戸 ブレないよね、マインは。

日高 だからこそ「なんとかぎゃふんと言わせたい!」という思いが、尚文と視聴者の皆さんとで共有できるんじゃないかなって思うんです。そういう意味では、とても大事なポジションですね。

――第5、6話はフィーロも走ったり、蹴ったりと大活躍ですよね。

日高 フィーロの動きも、モフモフ感もすごくいいなって思いました。毎回思うんですが、とにかく作画がきれいで、スタッフさんの愛情を感じます。

瀬戸 レースのときのカントリー調のBGMもすごくよかったですね。あんなに長いレースなのに頭とお尻がぴったりで。このためにつくられた曲なんだなって感動しました。

――ラフタリアとフィーロの掛け合いも増えてきていますよね。

日高 瀬戸ちゃんと一緒に演じるのは楽しいですね。

瀬戸 二人で「はいっ!」って返事するときも、息ぴったりなんです。「せーの」とかもいらないくらい。

日高 割と二人のアドリブも多いです。

瀬戸 尚文の後ろで二人が喋っていることが多いから、「ここ、アドリブ入れたほうがいいですよね」って確認して。

日高 じゃあ、どうしようかって私と瀬戸ちゃんで話し合うんです。思い切ったアイデアが生まれることも多くて、それはお互いよく知っていて、仲がいいからなのかなと。

瀬戸 お互いに「しっかり返してくれるだろう」という安心感があるからね。

――今後もますます賑やかになっていきそうですね。

日高 特にこの先、尚文を巡ってラフタリアがフィーロに嫉妬して、フィーロもフィーロで応戦するという、お互いに言い争うことも増えてきて、より賑やかになります。

瀬戸 二人とも負けん気が強いんだよね。

日高 お互い尚文にかわいがってもらいたいって気持ちから言い争いになるんだけど、その争いが子どもの争いだから、かわいく見えます。

瀬戸 一歩間違うとギスギスしちゃうけど、見事なバランスで。微笑ましく見られますね。

日高 二人とも根が素直で真っ直ぐだから。

――第7話以降で注目してほしいポイントはどんなところですか?

瀬戸 第6話もそうでしたが、ここに来てようやく尚文をサポートしてくれる人たちが出てくるところですね。

日高 盾の勇者のいい噂が広がって、今まで以上にいろんな人との関わり合いが増えてきます。

瀬戸 あとラフタリアとしては、ラフタリアが尚文に好意を見せるのに、尚文が全然受け取ってくれないところですね。尚文の対応は悲しいんですけど、ラフタリアがますますかわいく見えるのは嬉しいです。

日高 相変わらず、尚文はお父さんみたいな感じだからね。

瀬戸 それで膨れるラフタリアもかわいいんだけどね……。

――フィーロと尚文の関係性はどうですか?

日高 今後も、相変わらず尚文のことが大好きで一緒にいたいという気持ちが前面に出てきます。恋愛とか友達とかお父さんとか関係なく、とにかく一緒にいたい存在。懐いているというのが、一番近いかもしれないですね。

――ところで、お二人から見た尚文の印象はいかがですか?

瀬戸 心を閉ざしているので、見ていて不安になるところもありますが、根底には優しさがあり、その優しさを自然とラフタリアやフィーロ、困っている人に向けられるところが一番の魅力ですね。

日高 その優しさが押しつけがましくないところもいいなって思います。「俺が助けてやる」じゃなくて、あくまでも自分のために戦った結果、優しさが垣間見えるところ。すごく人間味があるんです。きれいごとだけじゃないですし、主人公だからってなんでもできるわけではない。そして何かを依頼されれば、しっかり報酬を求める。だから、感情移入しやすいんだと思います。

瀬戸 ちゃんと払うものは払えって毎回要求しますからね。

日高 そう。でもそれって普通のことですよね? ただの好意や善意でなんでもできるって、それこそよっぽどの聖人じゃないとできないと思いますし。

――では最後に、本作のファンの方へひと言お願いします。

日高 フィーロでいうと、今後登場するメルちゃんことメルティに期待していただきたいです。メルティと出会うことで、フィーロ自身の新たな一面も見えてくると思います。あとはやっぱり、尚文がどこまで強くなっていくかに期待していただきたいですね。

瀬戸 今後も新たなキャラクターがどんどん出てくるので、その人たちと尚文がどう関わっていくのか注目してください。あと何度も話していますが、とにかく映像と音楽の融合がすばらしいんです。目を離さず耳をすませてこの作品を楽しんでください。

【取材・文:岩倉大輔】

■TVアニメ「盾の勇者の成り上がり」

放送:AT-X 1月9日より毎週水曜22:00~(リピート放送有り)

   TOKYO MX 1月9日より毎週水曜25:05~

   テレビ愛知 1月9日より毎週水曜26:35~(※初回放送は27:05~)

   KBS京都 1月9日より毎週水曜25:05~

   サンテレビ 1月9日より毎週水曜25:30~

   TVQ九州放送 1月9日より毎週水曜26:35~(※初回放送は27:05~)

   BS-11  1月9日より毎週水曜25:30~

配信:ひかりTVにて1月9日より毎週水曜23:30~ 独占先行配信 その他随時配信予定

スタッフ:原作…アネコユサギ(MFブックス「盾の勇者の成り上がり」/KADOKAWA刊)/原作イラスト…弥南せいら/監督…阿保孝雄/シリーズ構成…小柳啓伍/キャラクターデザイン・総作画監督…諏訪真弘/アニメーション制作…キネマシトラス

キャスト:岩谷尚文…石川界人/ラフタリア…瀬戸麻沙美/フィーロ…日高里菜/天木 錬…松岡禎丞/北村元康…高橋 信/川澄 樹…山谷祥生/メルティ…内田真礼

リンク:アニメ「盾の勇者の成り上がり」公式サイト

   公式Twitter・@shieldheroanime