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破天荒なアフレコ裏話も!「宇宙パトロールルル子」連載座談会【第1弾キャスト編 後編】

2016年06月03日 16:00配信
破天荒なアフレコ裏話も!「宇宙パトロールルル子」連載座談会【第1弾キャスト編 後編】

座談会に参加したルル子役のM・A・Oさん(中央)、AΩノヴァ役の榎木淳弥さん(右)、ミドリ役の新谷真弓さん(左)

「キルラキル」の今石洋之さんが手がける新作オリジナルアニメーション「宇宙パトロールルル子」の魅力を作り上げる人々に迫る連載企画の第1回はキャスト座談会。後編も引き続きルル子役のM・A・Oさん、AΩ・ノヴァ役の榎木淳弥さん、ミドリ役の新谷真弓さんの3人に楽しく語ってもらいました。今回はアフレコ現場の様子や今後の展開について。ぜひお楽しみください。

――今石監督や浦狩音響監督からのディレクションはほとんどないとのことでしたが、何か印象に残っているものがあれば教えてください。

M・A・O:私はとにかく「普通の女の子」ということを言われました。それで逆に「あれ、ルル子ちゃんって普通? 普通じゃない? 普通って何?」という迷いが出てきてしまって。

新谷:そこまで言われると「普通とは?」って哲学に入っちゃうよね(笑)。

M・A・O:そうなんですよ(笑)。でも、Webラジオに出させていただいた時にも皆さんから「ルル子ちゃんは本当に普通の女子中学生だから」と言われて、「よし、なにが起ころうが普通で行こう!」と覚悟が決まりました。

榎木:僕は最初に「セリフに吐息を混ぜて喋ってください」というディレクションがあったくらいですね。

M・A・O:ミステリアスな雰囲気が増しますよね。

新谷:色っぽい感じにもね。

榎木:そうかも知れないですね。それ以外は好きなように演じさせてもらっています。

――新谷さんはいかがでしょうか?

新谷:私は3話からの登場だったんですけど、自分の喋りやすいスピードで行くと尺が余ることが多くて、「もっとゆっくり喋った方がいいですか」って聞いたら「いや、そのくらいのテンポで、余ったところには適当に入れといてください」って。初めて来た日にですよ(笑)。3話のエンディング後、ミドリが謝ったり毒づいたりするところでは、ただただ野次というかdisりを入れたりして。「こ○すぞ!」って言った時は「言葉的に使えないかも」って言われたんですけど。

M・A・O:一回だけ通りましたね(笑)。

新谷:そう、プロデューサーのうーさーさま(宇佐義大さん)が「一回だけですよ」ということで使っていただけて。

――アドリブは皆さん自由に入れているのでしょうか。

新谷:そうですね。でも、どんなアドリブにもほとんどNGが出ないので怖ろしいんです。言ったら使われる、と思ってないと。

榎木:ミドリちゃんの「まーじーかー」とか(笑)。

新谷:隙あらば入れてますね(笑)。あと「くそがッ!」。台本に書いてなくても、どちらか は入れてます。

榎木:あははは(笑)。

新谷:ニコニコ動画のコメントで「今週の『くそがッ!』ノルマ達成」って書かれたりしてて(笑)。アドリブといえば、M・A・Oちゃんが5話のアフレコ現場で急に「キューン…ッ」ってアドリブを入れた時はみんなが騒然となったよね。「M・A・Oちゃん、キター!」って(笑)。

M・A・O:前々からずっと考えていて、テストでやって「いらない」と言われたらやめよう!って思っていました。

榎木:試そうと思ってたんですね(笑)。NGにならない分、皆さん厳選したネタを持ってきますからね。

――アフレコ現場以外で作品の話をしたりしますか?

榎木:アフレコの後、楽しくご飯を食べて帰ります。でも、作品の話はそんなにしないかも。

新谷:たとえば第二監督の雨宮(哲)さんのジャスティスを語る会みたいになったりとか。それを肴にご飯を食べる(笑)。

――どのようなジャスティスが語り草になるんですか?

新谷:雨宮さんの中には「根っからの悪人は存在しない」という信念があるので、3話でミドリが適当に「反省しました~」とか言ってるのは「あれは本当に反省してて、反省してないみたいに思われるのはイヤなんです!」って熱弁していて(笑)。

榎木:そうそう(笑)。7話でガッツ星人(CV:小西克幸さん)が泣いているところは「幸せな世界を見ていたのに、糸が切れてそれから醒めてしまった悲しみで泣いてる」って。

M・A・O:それを聞くと、わあーっとなりますよね(笑)。

新谷:あの星の人たちは「え? じゃあキル○キルの世界は、ガッツが見ていた夢だったの!?」みたいな。考えれば考えるほど怖い(笑)。そういう、作品にはまったく反映されない裏話で盛り上がってますね。

――物語は今、OGIKUBOが盗まれて、果たしてこの先どうなるのか、というところです。今後が非常に気になりますね。

M・A・O:後半もすごいです。ルル子ちゃんが…。

榎木:ね!

――ルル子ちゃんがかわいそうなことに?

新谷:だいぶかわいそうだよね。

M・A・O:もう「うう…何で~!!」となっています。

新谷:ノヴァくんも、まさかの設定をサラッと流されるひと言がありますからね。

榎木:僕自身も、「そうだったの!? 先に教えてよー!」って思いました(笑)。本当に誰も思いつかないような展開。現時点では、まだ最終回の台本をいただいていないので、最後はどうなるのかわかりませんが、ぜひ楽しみながら見ていただけたらなあと思います。

M・A・O:毎週、毎回、いろいろな驚きがあって、この先はまた違った形の驚きが続きますからね。アフレコ自体は本当に楽しくやらせていただいているので、そういうものが皆さんへ「おもしろさ」として伝わるようになっていたらうれしいです。

新谷:絵の力と声優さんのハマりっぷり、スタッフさんも楽しみながら全力で好き放題のバカをやっている作品ですから、見る人は深く考えずにあなたの中のOGIKUBOを探してください(笑)。あと、WebNewtypeさんに掲載されてる、まごさんの応援企画エッセイ4コマ漫画「潜入! TRIGGER24時」。まごさんのかわいい絵と毒のある部分がすごく出ているので皆さんも是非! ここでも雨宮さんのジャスティスっぷりが…ちょっと萌えます。

M・A・O:是非チェックしてください(笑)。【取材・文=細川洋平】