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3月27日(土)、オンラインで開催された「AnimeJapan 2021」内で、TVアニメ「天地創造デザイン部」のスペシャルステージが配信されました。当日は下田役・榎木淳弥さん、水島役・諏訪部順一さん、金森役・岸尾だいすけさん、そして増井壮一監督が登壇。アフレコ現場でのエピソードや制作秘話が明かされたほか、作中さながらに生き物のデザインに挑戦するコーナーで盛り上がりました。
「天地創造デザイン部」は、天地を創造した万能の神=クライアントの無茶ぶりなオーダーを受け、連絡役を務める天使の下田や、下請けの天地創造社に所属するデザイナー・エンジニアたちが地上の生き物を造る過程を描く〝生き物創造お仕事コメディ〟。4月1日(木)からは、Amazon Prime Videoにて、プラス1話〝特別編〟の独占配信も決定しています。
イベントは、「キャストが兼役で演じた生き物の中で好きだったのはどれですか?」(岸尾さん)など、キャスト陣からの質問に増井監督が答えるコーナーからスタートしました。増井監督からは「岸尾さんに演じていただいたなかで僕が一番好きなのは、シジミチョウの幼虫を襲うハチですね。諏訪部さんはゴリラ改です。声を聞いて、もう1秒で世紀末って感じがして飛び抜けていました(笑)」との回答が。岸尾さんは冗談まじりに「本役よりも気合を入れていました。オーディションみたいで緊張もしますし」とコメントし、ステージが笑いに包まれました。
一方、榎木さんはガヤ(スズメ)のみで、兼役は担当されていなかったそう。「その代わりクイズショーで弾けていただきました」という増井監督の言葉を受け、榎木さんも「8話では、ボイパ(ボイスパーカッション)もやりましたよね」と振り返ります。家でたくさん練習して収録に挑んだ榎木さんでしたが、OAでは4秒しか使われなかったといい、「どこかでロングバージョンを収録してほしいです(笑)」とアピールしていました。なお、同じく8話では、岸尾さん演じる金森による劇中歌「私はきれい!」、さらに梅原裕一郎さん演じる木村VS諏訪部さん演じる水島のラップバトルも大きな見どころ。どちらも3月26日(金)に発売されたばかりのオリジナルサウンドトラックに収録されていますので、ぜひチェックを!
続いては、「あなたのオーダー承ります!生き物デザインコーナー」。Twitterにてファンから寄せられたオーダーを受け、榎木さんたちが即興で動物をデザインしていきます。30秒という短い制限時間をものともせず(?)、4人はそれぞれ個性的なデザインを披露。「東京のビル街でも生きていけそうな生き物」や「見ているだけでお腹が空いてくるような、美味しそうな生き物」など、本編さながらに一風変わったオーダーに応えていました。
誕生日の近い岸尾さん、諏訪部さんをお祝いするサプライズを挟み、あっという間に最後の挨拶に。諏訪部さんは「おもしろくてためになる、学びのある素敵な作品です」と改めて作品を紹介しつつ、文化庁・国立科学博物館を筆頭に多くのタイアップが実施されていることにも触れ、「どれだけ素晴らしい作品か、このコラボの数々が物語っていると思います。まだご覧になったことがない方にもぜひ見ていただきたいです」とコメント。座長の榎木さんは「『天デ部』は毎回、本当に楽しく収録できました」と笑顔を見せ、自身も楽しみにしていると語るプラス1話の特別編の配信をアピールしました。
イベントの模様は、YouTubeのエイベックス・ピクチャーズ公式チャンネル、TwitterLIVEにて配信中です。4月30日(金)23:59までの期間限定となっていますので、お忘れなく!
【取材・文:藤谷燈子】