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4月8日(木)よりTOKYO MX、AT-Xほかにて放送開始となるTVアニメ「ゾンビランドサガ リベンジ」。放送に先駆け、3月28日(日)、オンライン開催となった「AnimeJapan 2021」内にてステージイベントが行なわれました。イベントには源さくら役・本渡楓さん、二階堂サキ役・田野アサミさん、水野愛役・種田梨沙さん、紺野純子役・河瀬茉希さん、ゆうぎり役・衣川里佳さん、星川リリィ役・田中美海さんが登壇。「運命のリベンジ」にかける熱い意気込みを語りました。
TVアニメ「ゾンビランドサガ」は、謎のアイドルプロデューサー・巽幸太郎(CV:宮野真守)にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フランシュシュ」として佐賀県を救う新感覚ゾンビアイドル系アニメ。続編となる「ゾンビランドサガ リベンジ」では、平成最後の冬に唐津市ふるさと会館アルピノで初の単独ライブを成功させ、伝説への一歩を踏み出したフランシュシュたちの新たな物語が幕を開けます。
イベントは、事前に告知されていた「放送直前イベント『さ~て!AJのゾンビさんは…。』」というタイトルが、「偽予告」だったことが明かされる波乱の展開からスタート。ステージ上で「放送直前~リベンジ先生!ぜったいやってやるーーーー!~」に改められると、先生役と生徒役に分かれ、キャストの人生経験からリベンジするために必要なものを学ぶという某バラエティ番組を彷彿とさせる企画が進行していきます。先生役を務めたのは、「田野アサミは元ヤン?を克服した先生」、「大人たちに反抗した田中美海16歳先生」、そして「落ち込み過ぎちゃっていた先生」こと種田さんの3人。
トップバッターとして教壇に立った田野さんが演じる二階堂サキは、生前、九州制覇を成し遂げた伝説の暴走族チーム「怒羅美」の特攻隊長だったという設定で、自他ともに認めるヤンキーです。アフレコの際、スタッフから「サキの役作りは田野さんのままでOKだから!」と、完全に元ヤンだと思われていたのだそう。上手くドスをきかせられずに苦戦したそうですが、宮野さんから「叫ぶだけじゃなくて、静かにきかせるドスもあるよ」とアドバイスをもらうなどしながら、ストイックにサキ役と向き合い続けた結果、自分は元ヤンだったと思い込むことができるようになったといいます。経験がないことでも、イメージすることが大切だと語ってくれました。
続いて田中さんが、学生時代に声優という進路を担任教諭から否定された過去を披露。先生も心配してくれていたからだと理解を示しながら、そこで諦めずに「自分の直感を信じて、常に当たって砕けろ精神!」を発揮し、声優になる夢を掴み取ったエピソードを明かしてくれました。
そして3人目の種田さんが語ったのは、過去の経験から、ライブになると以上なほどの緊張とプレッシャーを感じてしまうということ。それでも逃げずに向かい合うなかで、どんなときも楽しい気持ちで仲間と一緒に立ち向かうことが大切だと悟ったと語ってくれました。
3人3様の体験談を通じ、本渡さん、河瀬さん、衣川さんたち生徒役の皆さんも「ゾンビランドサガ リベンジ」最終回に待ち受ける驚愕の運命に立ち向かう心を手に入れた様子。最後のあいさつでは、衣川さんの「みんなの新しい一面が見られました。これからも仲良くしていきたいです」とのコメントを受け、河瀬さんも「リベンジがさらに楽しみになりました」と笑顔を見せます。本渡さんは「求めていた情報はありましたか?」と視聴者に問いかけ、新情報こそなかったものの、このイベントを通じて「放送までの間、みんな一緒に楽しみだなって気持ちでぶちあがっていこうぜ!」とスタッフが真剣に考えた企画だったと紹介。続編になっても、スタッフ・キャストともに、変わらないスタンスと熱量で制作にあたっているとアピールしました。4月8日(木)からスタートする「ゾンビランドサガ リベンジ」への期待がさらに高まるなか、イベントは幕を閉じました。
【取材・文:藤谷燈子】