【SELECTION　PROJECT】白河みずなインタビュー「時折見せてくれる子供らしい表情などにきゅんとします！」

GAPsCAPsのメンバーから２人目の登場は、子役からアイドルへの転身をめざす小泉詩役の白河みずなさんです。芸歴も長く、最年少ながらも「先生」と呼ばれるほどしっかり者の詩ですが、演じる白河さんは本作がアニメ初出演。フレッシュなお芝居にも注目です！

――まずは「SELECTION　PROJECT」に出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

白河　スタジオオーディションからの期間も結構空いていたので、正直連絡が来ると思っていなくて、マネージャーさんからの連絡に「本当ですか…？」って返信してしまいました。（笑）。
アニメのお仕事が初めてだったというのもあって、始めはそれくらい信じられなくて、実感を持てたのは顔合わせをしてからだったと思います。それまではなんとなくふわふわと浮ついた気持ちでいたんですが、うれしさと同時に自分がしっかりしないと周りも皆さんにも、何より詩ちゃんに失礼だ…！と一気に身が引き締まったのを覚えています。

――アフレコの初回を迎えるにあたって、前日や当日はどんなお気持ちでしたか？

白河　前日は不安と楽しみと緊張とうれしさと…色んな感情がごちゃ混ぜになっていました。アフレコも初めてだったので、声優としてのお仕事が出来ていることに感動しました。当日は、ブースに入って急にテンパってしまい、全然練習通りに出来なかったのが悔しいです。今ならもう少し落ち着いて演じられそうです…。

――小泉詩のどんなところが魅力的だと思いますか？　第一印象や実際にアフレコで演じてみての印象についてお聞かせください。

白河　4歳の頃から子役として活動していた子なので、すごくしっかりしていて、なんというかすでに貫禄がありますよね…。そういうところももちろん魅力的だと思うし、私が思う詩ちゃんの尊敬ポイントなんですが、時折見せてくれる子供らしい表情だったり、歌っているときの表情だったり、心から楽しそうなところを見るときゅんとします！

――詩を演じるうえで、特に気をつけられたことはありますか？

白河　まず、始めに音響監督さんから｢普段ローテンションなのは、省エネしているだけで面倒だからとか、嫌な感じには聞こえたくない｣と説明を受けていたので、それはずっと意識しています。それから、詩ちゃんはプロとしての意識が高い分、プライドも高いので、意志の強さを出せるように気をつけました。

――詩は幼い頃から芸能活動をしていますが、白河さんは詩くらいの年頃のときはどんなお子さんでしたか？　また、芸能活動に興味をもったのは何歳くらいのときですか？

白河　詩ちゃん、小学校6年生ですもんね…。改めて若い。私は人生の中で1番友達が多かった時期が、多分小学校6年生ですね…（笑）。夏は毎日欠かさず学校のプールに行って、真冬でも男女関係なくケイドロをして走り回って遊ぶような元気な子供でした。
芸能活動に興味を持ったのは、誰にも言ったことないと思うんですが、幼稚園か小学校くらいにはもうなんとなく憧れはあったと思います。小さい頃から歌うことが好きで、よくお家で歌っては下手だから大きい声で歌わないでって言われたり…（笑）。
明確に今のお仕事である｢声優になりたい！｣という夢を両親に打ち明けたのは中学2年生のときでした。

――第９話までのアフレコで一緒に収録されたキャストさんの印象や、現場でのエピソードなどがありましたらお聞かせください。

白河　みなさん本当に優しいです。みなさんいつもにこにこお疲れ様―！　頑張ってねー！って声を掛けてくださって、毎回暖かい現場だなぁ…と感じています。セレプロボードという自由に書き込めるホワイトボードがあるんですが、そこに毎話の感想だったり、そのとき思っていることだったりを書くんです。あ、スミパンダさんのイラスト描いてみよう！のコーナーの回もありました(笑)。それを見るのもいつも楽しみです。

――詩は楽器チームの一員となりましたが、歌を含めた楽器チームのメンバーの印象はいかがですか？　また、白河さんがバンドを組むならどの楽器を担当したいですか？

白河　そうですね…。詩と栞はプライドが高いのでよくぶつかっちゃうんですが、それをたしなめてくれるまこがいて、バランスが良いなと感じます。キャスト側のお話をすると、下地さんも花井さんも本当に演技も歌もお上手なので、いつも引っ張っていただいています！　バンドを組むなら、どの楽器もかっこよくて捨てがたいんですが、やっぱりかっこよくギターを弾きたいかなぁ…。

――楽器チーム改め「GapsCaps」のエピソードは第５話で描かれましたが、この話数全体を振り返っての印象をお聞かせください。

白河　4話の最後に不穏なシーンがあって、5話は前半からずっとピリピリした重たい空気が流れていましたね…。アフレコのときも胃が重たかったんですが、花井さんがバトルしようねって言ってくださったので、安心して全力でぶつかっていくことができました。詩と栞が全力でぶつかって、まこも全力で2人を叱ってくれて、こうして全力をぶつけ合って絆が深まったから出来る3人のパフォーマンスだったんだなって思いました。3人とも、本当に良い表情で歌ってた…。

――第９話ではインタビューの収録を前に、詩が緊張する場面が描かれました。白河さんは収録などで緊張したとき、どんなふうに緊張を和らげますか？

白河　私は元々がものすごく緊張しいで、小学校の謝恩会のときは緊張で泣いてしまって自分の将来の夢すら発表できなかったので、昔と比べたらだいぶ緊張しなくなったと思います…(笑)。
簡単に出来るものだったら、3回深呼吸する！　それでもダメだったら、10回ジャンプする！　とかですかね…？

――はたして投票の結果は……⁉　という、非常にドキドキするところで第9話は終わります。次回の放送に向けてファンの方へのメッセージをお願いします。

白河　私も実はまだこのインタビューに回答している時点では10話の台本を見ていないのでどうなるか分からないんです！　全員がどんな思いでどんな投票をしたのか、一緒にドキドキしながら来週を楽しみに待っていてくださるとうれしいです‼

【取材・文：仲上佳克】