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「月刊ニュータイプ」公式サイト
「本気男子応援プロジェクト」と題し、アニメ、アプリゲーム、キャストによるフットサル試合イベントの3本柱で展開していくプロジェクト「フットサルボーイズ!!!!!」。ニュータイプでは、主人公チーム・恒陽学園のライバルである「アーダルベルト学院」を全力応援! アーダルベルトのことをもっと知ってもらうために、樫良木ルイ役の峯田大夢さん、結城心役の新井雄也さん、久我巧生役の村上聡さん、花山院快斗役の馬場惇平さん、京極聖役の宮瀬尚也さん、二葉ともえ役の山本智哉さんによる座談会をお届けします。
――皆さんがフットサルの練習を始めてから2年以上経つそうで、初対面のときと比べて印象が変化した面はありますか?
馬場 峯田くんはもっと無愛想なイメージだったけど、実は超人当たりがよくて、話しやすい人なんです。そこが第一印象からかなり変わりました。顔が整い過ぎてるから、クールに見える。
宮瀬 顔合わせのときは、まわりと一線引いているのかなと思いました。
峯田 第一印象、めちゃくちゃ悪いじゃん!
宮瀬 すでにいろんな活動をされてるから、僕らなんて足元にも及ばないだろうと思ってたんですよ。
新井 印象とは違うけど、最初は峯くんのことを年上だと思って「峯さん」って呼んでたんです。同い年ということがわかった今となっては「峯さん」って呼んでたのが恥ずかしい(笑)。
峯田 そう言われると、最初はお互いに「さん」付けだったね。何故か宮瀬は最初から宮瀬だったけど。
新井 宮瀬はみんな「宮瀬」だよね。
宮瀬 でも、山本パイセンだけは「尚也」。
山本 高校生の頃から一緒なので。
馬場 (峯田さんと自分を指して)ここは地元が近いんです。
新井 (村上さんと自分を指して)ここは最寄り駅が近い。
一同 (爆笑)
村上 結構共通点があるね。
宮瀬 新井さんのことも最初怖いと思ってました。何を考えてるかわからない雰囲気があって。
山本 俺も怖かった。
新井 俺は最初の顔合わせにいなかったから……。
馬場 他の5人は、最初の説明会のときに顔を合わせたんですよ。
村上 全キャストが集まって、資料をいただいたんですよね。
馬場 帰りにごはん食べた気がする。
峯田&山本 小籠包!
馬場 僕はめちゃくちゃ人見知りで、宮瀬も人見知りで、選手同士は仲良いのに僕たちは仲良くなれるのかなぁと思ったんです(笑)。それが今では一番しゃべる仲になりました。
村上 2人はよくごはんに行ってるよね。
宮瀬 本当にくだらないLINEを送ったりしてます。
馬場 そのたびに一度ブロックしてる。
宮瀬 そうだったの!?(笑)
馬場 冗談だよ(笑)。
峯田 関係性は逆なんだね。グイグイ行くのが宮瀬で。
村上 馬場くんの第一印象は、物腰柔らかでしっかりした人だと思ったんです。同世代に頼れるお兄ちゃんタイプの人がいてよかったって。それが、生配信「サルボチャンネル!!!!!」が始まったらちょいちょい小ボケを入れ込んできて、最初のしっかり者のイメージが薄れていった(笑)。
峯田 エンターテイナーだよね。
村上 振り幅というか、人を楽しませるために突き抜けるのがすごいと思うし、そういう一面を知れてよかったです。ちょっと期待してる自分がいます。
宮瀬 次は何してくれるかなってね。(村上)聡さんは、僕の先輩と一緒にコンテンツをやってるときから知ってるから、第一印象からの変化とかないんですよね。
峯田 僕はすごくいい声でしゃべるなって思った。
村上 10代の頃からこの声です。
宮瀬 人間的に言うと、一歩引いて全体を見ているイメージがあります。
村上 それは意識してるかも。誰かひとりしゃべっているときも、その人の話を聞くだけじゃなく、まわりの人たちはどんなふうに聞いてるか考えたり、TPOとかも気にします。
山本 (宮瀬)尚也、会話の仕方教えてもらいな。
一同 (爆笑)
新井 村上くんは本当に真面目なんです。
村上 山本くんは、最初人見知りしてた気がする。
山本 めっちゃ人見知りです。
新井 このチームは人見知り多いと思います。
馬場 でも僕と山本くんは最近「惇ちゃん」「智哉」って呼び合うことにしました。
新井 急に仲よくなったの?
村上 仲間に入れなさいよ(笑)。新井がいなかった企画発表のところで、みんなたぶんどこかしら人見知りの要素があって、自分から会話を盛り上げる人がいなかった。
馬場 アーダルベルトが一番静かだった。
宮瀬 今でも静かですよね。
村上 その中でも特に、グッと資料にのめり込んでたのが山本だった。
山本 そうするしかなかったの! 誰とも目が合わないようにしてた(笑)。
馬場 人見知り同士は波動でわかるので、勝手に親近感は覚えてたけど。
村上 みんなと打ち解けてくると、情報を発信してくれるようになったよね。
山本 最初がつらい。峯くんめっちゃ怖かったし。顔強い人がいる……って(笑)。
峯田 その偏見やめて!(笑)
新井 「俺の後ろに立つな」とか言いそうだもん。
馬場 そういう意味では第一印象といちばんギャップがある気がする。
――キャストの皆さんと演じている選手との共通点はいかがですか?
峯田 僕はそんなにないと思ってるんですけど……。
馬場 ストイック。
峯田 強いて言えば、日々地道に努力する、というところは(樫良木)ルイと共通してるかも。
宮瀬 華やかさも。
山本 上品。
新井 めっちゃ似てるよ。
峯田 オーラ出てる?(笑)
5人 (頷く)
新井 選手と本人が似てると思うのは、山本くん。
馬場 テンパリながら頑張ってる感じが(二葉)ともえと。
山本 そう言われるとそうかも。頭の中はパンクしてます。
馬場 ヒーローモードじゃないときのともえは、完全に山本くん。
峯田 ヒーローモードが訪れる日を楽しみにしてる。
山本 頑張ります(笑)。
新井 いちばんかけ離れてるのは馬場くん。
馬場 それは自信ある。
山本 真逆と言っても過言じゃない。
峯田 (花山院)快斗の声を出すとき「やるぞ、やるぞ」ってテンション上げてる(笑)。
村上 普段は落ち着いてるからね。
峯田 宮瀬は似てる気がする。省エネで生きてる感じが。
宮瀬 でも、フットサルをやっていくうちに、元気な人間になってきちゃったんです。フットサルで人脈も広がり、みんないい人で楽しくて、社交的になってきちゃった。
山本 いいことじゃん。
宮瀬 オーディションのときや初期の頃は(京極)聖そのものだったのに、今はだんだん離れてるんです。人間的にはいいことだけど、共通点としては……。でも根底はいっしょなので、聖くんは演じやすいです。
馬場 新井くんは(結城)心と同様、いちばん包容力がありますね。
峯田 髪のうねりも似てる。
新井 自分的には似てないと思うけど……あんなに優しいしゃべり方はしないし。
宮瀬 確かに(笑)。ネタで辛辣なことを言われたりするけど。
馬場 でも新井くんも心も、チームの雰囲気を柔らかくする。
新井 チームへの思いというか、抱え方は心っぽいかもしれない。俺、聡さんも似てると思うんだよね。
峯田 ロジカルなところがね。
馬場 村上くんに毒気を入れたら久我ができあがる。
4人 おぉ~(納得)。
村上 それ、収録のときにすごく言われたんですよ。音響監督に「まじめだねぇ」って。巧生は本心を隠しているので、村上聡のまじめさが出てしまったようで、最初はすごく苦労しました。最近はわかるようになってきたんだけど……似てるのかなぁ?
馬場&山本 似てると思いますよ。
村上 似てるならうれしいな。
馬場 やべぇ唯一似てねぇ(笑)。
宮瀬 真逆の人間がどう演じるかも面白いんじゃない?
峯田 要素はあると思うよ。
村上 自分の行動でまわりをハッピーにするのはすごく似てるじゃん。快斗はまわりを引き込んで楽しい空気にしてくれて、馬場くんも小ネタで笑わせてくれる。
山本 両方ムードメーカー。
――「自分だけが知っている、○○さんの意外な一面」というテーマで、峯田さんは新井さんについて教えてください。
峯田 彼の好きな色は赤です。ツイッターで写真が上がってから、知っている方もいるかもしれませんけど、一時期めちゃくちゃ赤いときがあって、練習着からマスクから全部赤。
馬場 シューズもグローブも帽子も全部赤。
峯田 アーダルベルトのカラーはピンクだけどね?って(笑)
新井 赤、好きなんです。
――新井さん、村上さんについてお願いします。
新井 爆食。
山本 こんなスリムなのにね。
新井 めちゃくちゃ食べるの。
宮瀬 弁当買うときは、2個ですよね。
馬場 ツイッターで上げてたハンバーガーの写真、めっちゃ量が多かった。
山本 でも俺はそれで足りるの?って思っちゃう。聡さん、ホント食べるから。
――では、村上さん、馬場さんについて。
村上 アーダルベルトのシューズが決まったのは、馬場くんのおかげなんです。試着したとき、たくさんのシューズを用意していただいて、その中からみんなで相談して決めようということになっていたんです。でも初心者が多かったから、「どれがいいんだろうねぇ……」という感じだったんですけど、馬場くんが「これにしよう」って。ピンク色も入ってデザインも可愛いアーダルベルトらしいシューズになったんです。
新井 馬場くんは監督なんだよね。
峯田 立ち回りが監督。
村上 美味しいお店もいっぱい知ってる。とんかつ屋さんに連れて行ってもらいました。
宮瀬 馬場さんにロールキャベツが美味しいお店を紹介してもらったんだけど、馬場さんがそこでいつも食べるのはハヤシライスっていう……。
新井 食でもボケてくる(笑)。
馬場 ハヤシライスが大好物なのでしかたない。
――馬場さん、宮瀬さんをお願いします。
馬場 意外な一面か……。
峯田 言えるヤツね。
馬場 言えるヤツ、ないんだよね(笑)。
一同 (爆笑)
馬場 意外とお酒を飲む。この外見なのに。
村上 お酒が好きだよね。
宮瀬 好きですね。
新井 宮瀬はシュートのパワーがすごいと思う。
宮瀬 コツをみんなが教えてくれるので。
新井 コツをつかんでも、あれだけのパワーは出せないよ。細いしパワー系の顔はしてないのに。
宮瀬 (照れながら)だそうです。
――宮瀬さん、山本さんの意外な一面を。
馬場 宮瀬がいちばん知ってるだろうけど、使えるのはないんだろうな。
山本 そんなことないです! 真っ当な人間です(笑)。
宮瀬 可愛いんですよ。人見知りでモジモジしてると思いきや、この中で誰よりもパリピなんじゃないかと思うくらいテンションがぶち上がるときがあるんです。
峯田 みんなで罰ゲームを受けることになって、猫耳をつけて語尾をニャンにしなきゃいけないということになったとき、何故かひとりだけ楽しんてるですよ、ひとりでノリノリなの。
山本 楽しかったです(笑)。
峯田 全然罰ゲームじゃないんです、彼の場合。
新井 ちょっとアイドル気質なところがある。
宮瀬 2人でゲームをしてるときとか、すごいですよ。テンションが壊れてる。
馬場 最近、その壊れたテンションの2人から電話が来るんです。
山本 壊れたテンションだったから、(馬場さんのことを)惇ちゃんって呼びたくなったんだと思います。
村上 そこにつながってるのか!(笑)
新井 確かに。宮瀬とやまもっちゃんとオンラインゲームしたとき、いちばんテンションが高かった。
宮瀬 そのうちテンション高い山本が見られると思います。
――では最後に山本さん、峯田さんをお願いします。
山本 みんなが知らないことでしょ……?
馬場 本番前に必ずエナジードリンクを飲むとか。
宮瀬 それキャストは知ってるけど、たぶんみなさんは知らない。
峯田 最近ケータリングで用意してくださるので、すごくありがたいです。
新井 実は純日本人です。
一同 (爆笑)
新井 マジ、ハーフだと思ってた。
馬場 純日本人というのはウソだと思ってる。山形にこんな顔の人はいない。僕と生産ラインが違う。
村上 「ハーフではありません」って言っとく?
峯田 自己紹介のときは山形と静岡のハーフですって言ってる。
宮瀬 富士山ばりに鼻が高いのは、静岡のハーフだからか。
新井 峯くんは意外とおちゃめだよね。
宮瀬 そうそう、こんな一面があるんだってこっちが安心するようなおちゃめなことをしてくれる。
新井 急にブタの鳴き真似をしたり。
峯田 最近、ブタの鳴き真似を練習してるんです。みんながよくやる鼻を鳴らすやつではなく、もっとリアル寄りな……。(鳴き真似しようとして失敗)
馬場 それ、どこで使うの?
峯田 まだ練習中なので上手くできないんですけど……。
――完成したら「サルボチャンネル!!!!!」で披露してください(笑)。最後に、この作品はみなさんのなかでどのような存在になるでしょうか?
峯田 自分たちがキャラクターを背負って、こんなに一生懸命スポーツをやらせてくれる作品は、この先ないと思うんです。本当に特別な作品ですし、思い入れも深くなります。スタッフさんたちの熱量もめちゃくちゃ伝わって来るので、僕もその熱量に負けないようにと練習に行ったり、ルイのセリフの「俺が強くあることが、アーダルベルトを強くする」の精神をそのままやるしかないな、と……それをプレッシャーに感じたこともあったけど、この先もずっとかけがえのない、大事な作品になると思っています。
新井 「フットサルボーイズ!!!!!」に関して、僕は初心者であり経験者なんです。どういう意味かと言うと、アニメのアフレコをするのはこの作品が初めてで、サッカーは経験がある。みんなのお芝居を参考にさせてもらって、フットサルではみんなに言えることがあって、お互いに教え合うことができるんです。素敵な関係性ができたと思うし、このままこの作品が良い方向に進んでみなさんに知ってもらえたらと思います。
峯田 ひとつ付け加えていいですか? 僕の代表作になる作品です。
新井 僕も代表作です!
一同 (爆笑)
村上 僕の場合は、初めてオーディションに受かって、初めてアニメーションでメインの役柄をいただいた作品なので、2人も言ったように、自分の中でも代表作になると思っています。尚且つ、こんなロングスパンで、29人でひとつの作品を作り上げていくって、なかなかないと思うんです。また、練習や収録など、すべてを含めて自分を成長させてくれている作品です。代表作であり、成長させてくれる作品というのは、この先もずっと変わらないだろうと思います。
馬場 声優として活動していく中で振り返ったときに「青春」という作品になるんじゃないかと思います。自分は人見知りなので、こんなに一気に友達ができる機会はないと思うんです。コロナ禍でいろいろ難しい中で、定期的に顔を合わせる現場もここくらいですし。また、役を背負ってフットサルをやるとは思わなかったので、思いがけないことへの心構えもできるようになりました。まとめると「青春」で「代表作」です。
宮瀬 僕はこれまで外画をメインにやっていて、表に出る機会はなかったので、配信やイベントなどに出るきっかけになった作品です。また、29人のキャストと2年間顔を合わせ続けて、一緒にスポーツをやっているから、衝突して仲直りして、熱くなった分絆が深まるんですよね。業界内の輪を広げてくれた作品ですし、今後他の場所で共演したときに、「あのとき一緒にやった仲間だ」と思える人たちと出会えた大事な作品でもあります。今後、僕がキャリアを重ねて、死ぬまで声優を続けたとしても忘れられない作品になるだろうし、代表作と言えると思います。
山本 みんなが言いたいことを全部言ってくれたんですけど、惇ちゃんが言ったように青春だと思います。2年間、つらいこともあったけど、尚也が点を入れてみんなで泣いたり、試合結果に一喜一憂するのって、普通のコンテンツじゃそんなにないと思うんです。みんなで顔を合わせて、挑戦するからこそ、絆の深まり方が強くなる。試合では対戦相手になるけど、仲間だし、29人揃っての「フットサルボーイズ!!!!!」だと思うので、アニメが始まって、もっともっと盛り上がって、いろんな展開をしていけたらと思います。あと、僕の代表作です。
新井 代表作が結びの言葉になってる(笑)。
峯田 いちばん大事(笑)。
馬場 どうしよう、そこだけしか使われなかったら。
一同 (爆笑)
――峯田さん代表で、アニメのPRも含めてメッセージをお願いします。
峯田 アニメをきっかけにこの作品を知る方も多いと思うので、アニメを見て少しでも気になった方がいたら、アプリをダウンロードして、アプリでしっかりアーダルベルトのことも知っていただけたらと思います。そして次に試合イベントなどがあったときに僕たちの試合を見て、負けた悔しさや勝ったよろこびを共有してください。僕たちの姿を見て熱くなってもらえるよう、地道に練習を積み重ねていきます。移動中はアプリ、家ではアニメ、休日は試合イベントと、余すところなく楽しめるコンテンツですので、お見逃しなく!
【撮影:武田真由子、取材・文:垳田はるよ】