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6月15日(土)、東京・丸の内ピカデリー1にて、TVアニメ「スタミュ」第3期先行上映イベントが行われました。さらにFC会員限定で、多田俊介監督らスタッフによるトークショーも! 7月1日(月)の放送開始に先駆け、第3期の見どころなどが愛情たっぷりに語られました。
音楽芸能分野の名門・綾薙学園ミュージカル学科を舞台に、スターを目指す高校生たちの青春を描いたオリジナル"ミュージカル"アニメ「スタミュ」。7月1日(月)から放送される第3期では、星谷たち2年生の2学期が描かれています。学園祭である≪綾薙祭≫を間近に控え、またもや"新たなる試練"が――。
当日は第1幕のみならず、なんと第2幕まで公開されました。一瞬でも見逃さないようにと、会場に集まったファンはスクリーンに釘付けです。それでも時折、くすりと笑いがこぼれたり、声にならない悲鳴が聞こえてくるシーンも! ファンの期待を裏切らない、そして想像以上の第3期となっています。
上映後に行われたトークショーには、監督の多田俊介さんをはじめ、ハラダサヤカさん(シリーズ構成)、くまのきよみさん(作詞家)、六ツ見純代さん(作詞家)、杉本美佳さん(プロデューサー)、藤平直孝さん(音楽プロデューサー)の6名が登壇されました。杉本さん、藤平さんのお二方がMCを務め、台本のないトークショーがスタート。「ファンのひとりとして」という前置きで、第1幕・第2幕の感想を尋ねられた作詞家陣から、すかさず「春日野がタイプ」(くまの)、「じゃあ、私は入夏で!」(六ツ見)というコメントが飛び出すなど、ステージ上でも客席でも笑い声が絶えません。
多田監督には、代替わりした≪華桜会≫のメンバーについての質問も多く聞かれました。今作での≪華桜会≫は、新キャラクターとして第3期で初お披露目となった直後から、星谷たち2年生の前に立ちはだかる姿が描かれます。そんな新たな≪華桜会≫の5人を描く際にこだわったポイントは、星谷たちと学年がひとつしか違わないところなのだそう。監督いわく「これまでの指導者としての≪華桜会≫とは違う、もう少し距離の近い先輩としての活力というか、一緒に学校で生きている部分を描いていきたいなと思っています」とのこと。
脚本を書かれたハラダさんからは、第3期の見どころとして「関係性」というキーワードが挙げられました。「第1幕の◯◯と◯◯のように過去の関係性が匂うやりとりだとか、第1期・第2期を経た今の関係性だからこそできる会話をシナリオに入れ込むのが楽しかったです。一枚岩になったというか、心がひとつにまとまった、星谷たち2年生14人の新しい関係性を見ていただけたら」とのコメントに、登壇者一同、大きくうなずいていました。
イベント終盤では、怒涛の告知コーナーが! 6月19日(水)には≪華桜会≫の面々も登場するドラマCDが発売、さらに「スタミュ」お約束のミュージカルソングシリーズが7月3日(水)から12週に渡って連続リリース予定となっています。そのほか、トークショーにて解禁となった情報も。2019年10月13日(日)、東京・ベルサール高田馬場にて、キャストによるスペシャルイベントの開催が決定しました。イベントチケット優先販売申込券は、8月21日(水)発売のBlu-ray&DVD第1巻に昼の部、9月13日(金)発売の第2巻に夜の部がそれぞれ封入されます。なおイベントの出演者は、7月1日(月)のTVアニメ初回放送後に発表されるので、忘れずにチェックしてください。
先行上映にトークショーと、あっという間の約2時間。満員の劇場は、興奮と熱気、そして期待に包まれていました。成長し、進化した星谷たち2年生が、どんなステージを見せてくれるのか? 青春ドタバタ・ミュージカルストーリー、最後の幕が上がる瞬間をお見逃しなく。
【取材・文:藤谷燈子】