イベント前半のメイン企画は、この日のために書き下ろされた朗読劇。<LizNoir>のライブを見て刺激を受ける麻奈と遙子、寮のリビングに集まって<LizNoir>を研究する<星見プロダクション>の面々、さらには仕事終わりに集まった<TRINITYAiLE>の3人と、3つのシチュエーションでアイドルたちの日常のひと幕が描かれます。「IDOLY PRIDE」で朗読劇を生で上演するのは初めてということで、特に<星見プロダクション>のキャストは緊張していたかもしれませんが、それを感じさせないくらいに堂々とキャラクターを演じきり、たくさんの拍手が会場を包みました。前半戦最後は、2曲のMVが上映! <LizNoir>の「The Last Chance」は80年代のアニメを思わせるレトロな絵柄と画面構成がおしゃれで、TVアニメのエンディングにもなる<星見プロダクション>の「The Sun, Moon and Stars」はアイドルたちが美しくもかわいらしいイラストで描かれるという、それぞれ違ったテイストの魅力をもったMVとなっていて、「IDOLY PRIDE」の音楽世界の可能性や広がりを感じさせました。
MV上映を経て、もっと曲が聴きたくなったマネージャーのために、後半はライブコーナーからスタート。もちろん今の状況下では大きな声を出しての応援はできないので、マネージャーたちは拍手とペンライトでアイドルに力を送ります。トップバッターは、長瀬麻奈。「First Step」のイントロと共に神田さんが姿を見せると、会場は麻奈のイメージカラーであるピンク一色に染まりました。作中でもグループが主流となったアイドル界でソロとして活躍する麻奈ですが、神田さんもたったひとりで幕張メッセの大きなステージに立ちながら、その圧倒的な存在感でマネージャーたちを魅了します。「疾走感があって、でもせつなくて、とてもきれいで、私も大好きな曲」という「星の海の記憶」を歌うと、麻奈から<TRINITYAiLE>へバトンタッチ。雨宮さん、麻倉さん、夏川さんは<TrySail>としてもユニット活動をしているだけに、ステージ上でも息がぴったり。「Aile to Yell」「réaliser」の2曲を披露し、「先輩アイドルとして、星見プロダクションのみんなには負けられない」と、<TRINITYAiLE>のアピールも忘れませんでした。最後は<星見プロダクション>がTVアニメのオープニング曲「IDOLY PRIDE」と新曲「Fight oh! MIRAI oh!」、8月にアニメーションMVが公開されて話題となった「サヨナラから始まる物語」を10人でパフォーマンス。「さまざまな困難に立ち向かい、ひたむきに頑張る、そんな10人をぜひ応援していただけるとうれしいです!」と、マネージャーたちに呼びかけました。