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2014年1月に公開された劇場版「七人のアイドル」とテレビアニメから始まり、9月の続・劇場版 前篇「青春の影」、そして12月11日(金)に公開された続・劇場版 後篇「Beyond the Bottom」でクライマックスを迎える「Wake Up, Girls!」。
続・劇場版で大きくフィーチャーされているのが、WUGのライバルである最強アイドル“I-1club”。特に後篇では、センター・岩崎志保の苦闘と再起が描かれ、もう一人の主人公的な存在です。今回は岩崎志保役の大坪由佳さんと、志保を慕う後輩の高科里佳役の上田麗奈さんにお話を伺いました!
──お二人が演じているキャラクターを紹介してください。
大坪:志保はI-1clubの2代目センターで、WUGの真夢とはかつてI-1のセンターを争った好敵手です。後篇では志保はI-1を去ることになるんですが、プライドが高くて、センターという場所にすごくこだわっている子です。後輩に対しては優しくて面倒見が良くて、キツく見えるけどまっすぐで頼れる女の子です。
上田:里佳ちゃんは、もともとI-1clubのコミック版の主人公なんですが、続・劇場版の後篇でアニメにも登場することになりました。素直で明るい子で、まだアイドルとしてできあがっていないので、ブレもあるしミーハーなところもあるんですが、そこがこの年頃の女の子らしくて、等身大の純粋さや年齢感があります。原石って感じがします。そして、志保さんが大好きです!
──大坪さんと上田さんのなれそめを教えてください。
大坪:最初は山本寛監督の「アインザッツ」というドラマCDで親友役だったんです。アニメでは「ハナヤマタ」で一緒になって。
上田:「アインザッツ」の時は、私まだ養成所生だったかも。
大坪:私も初めてのドラマCD収録だったよ。
上田:私は大坪さんを「ゆるゆり」とかで一方的に存じ上げていたので緊張していたら、すごく気さくで優しい人でした。
大坪:その時のキャラクターと「ハナヤマタ」のなるちゃんの役柄が全然違ったからすごいなと思って、みんなの知らないうえしゃまを俺は知ってるぜ、とか思ってました(笑)。うえしゃまと一緒にいて、すごく頑張りやで、守ってあげたい女の子だなと思うようになりました。私に足りないものはこれだなって(笑)。
──そんなお二人がI-1の先輩後輩、センターとアンダーになりました。
大坪:I-1のコミック版が大好きで読んでいて、りかっちの声は誰になるんだろうと思ってたんです。だから声が決まってうえしゃまで嬉しかったです。また会えるのもそうだし、志保に近い存在として演じやすくて、安心感がありました。
上田:まったく一緒です。安心感です。里佳は志保さんのことが大好きだし、上田麗奈も大坪由佳さんを大好きなので、里佳に歩み寄りやすかったです。
大坪:うえしゃまの口から大好きって言われたことあんまり無いから嬉しい~ここ太文字でよろ~です(笑)。[編集部:システムの関係で太字にできませんでした]
──後篇でのお二人のやりとりの演技について聞かせてください。
大坪:里佳が出てきた時は志保がI-1を去るシーンで、里佳が涙ながらに来てくれたんです。それが私が思い描いていた里佳そのものだったので、嬉しかったです。
上田:私は何も考えないようにして演じていました。自分のことも考えず、周りのことも考えず、志保さんのことだけを考える。だから演じてる時のことはあまり覚えてなくて、志保さんのことの方が覚えてます。
大坪:志保のことを考えて、他人事じゃなく泣いて、引き止めてくれるのがすごく嬉しかったです。でも、志保は里佳を含めたみんなを信頼してるので、ネクストストームとしてI-1をおびやかすぐらいの存在になろうと思っていると思います。
──大坪さんは後篇、そして幕張のイベントでネクストストームとして「レザレクション」を歌います。
上田:つぼンヌがかっこいい曲歌うの初めて聴いたかもしれない。いいです、好きです。
大坪:この曲は志保の復活がテーマなので、後篇を見た人には志保の気持ちが痛いほど伝わると思います。何があっても諦めない志保の強さと、志保に熱を戻してくれた仲間への感謝をこめて歌ってます。
上田:でも、ネクストストームの子たちが志保にかわいがられてるのはヤキモチです。他の女と! 私もかまってほしいので、志保さんを思って「ジェラ」歌うしかないかなー。
大坪:フー! ここ太文字で、太文字で(笑)![編集部:システムの関係で太字にできませんでした]
──上田さんもI-1メンバーとしていつか歌う可能性も?
上田:私、「極上スマイル」が大好きなんです。歌えたらいいなって思います。
大坪:おっ!
上田:「ジェラ」も、なんだか馴染みやすさがあって、すごく素敵だとと思います。歌ってみたいなぁ。
大坪:「ジェラ」はなかなかダンスが激しいよ。
上田:そうなんだ! でも、せっかく「Wake Up, Girls!」という作品なので、どこかで里佳が歌うシーンがあって、そのシーンを再現するような舞台で歌えたら嬉しいと思います。
──最後にメッセージをお願いします!
大坪:後篇を見てくれた人、これから見る方もありがとうございます。後篇は志保にすごくドラマがあるので、劇場で彼女の元気やかっこよさを感じてくれたらと思います。幕張の待機列で読んでくれている人もいるのかな? その人は赤いサイリウムとメロイックサインでネクストストームを応援してください!
上田:アイドルたちが壁にぶつかっている時、支えているファンと一緒に乗り越えていくのをすごく感じる作品です。私も里佳っちやアイドルたちが、ファンと一緒にどう歩いて行くかを見たいなぁと思います。里佳っちたちの未来にも想いを馳せてくれたら嬉しいです。【インタビュー・文=中里キリ】