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青森県弘前市を舞台に、魔女のいる日常が描かれるアニメ「ふらいんぐうぃっち」。第1話の収録を終えたばかりのキャスト陣を囲んでの取材が行なわれました。
この日、話を聞いたのは、主人公の魔女である木幡真琴役の篠田みなみさん、好奇心旺盛な小学生・倉本千夏役の鈴木絵理さん、千夏の兄である倉本圭役の菅原慎介さんの3人。
作品を読んでの感想を問われると、3人から揃って発せられたのは「リラックスできる」「癒される」といった言葉。日常系のゆったりとした空気に魔女というアクセントがある点を気に入っているようで、一様に「青森に行ってみたい」と語っていました。
そんなゆったりした作品のためか、3人が演じるキャラクターはいずれもマイペース。しかし、“中の人”はさらにマイペースなオーラをまとっているのか、篠田さんは「菅原さんはマイペースっぽい」、菅原さんは「篠田さんは真琴よりマイペースかもしれない」とお互いに初共演の印象を語ります。それもそのはず、鈴木さんによると「ディレクターからナチュラルに芝居する人を選んだと言われた」ということで、まさに「ふらいんぐうぃっち」らしいキャストが揃ったようです。
また、この日アフレコをした1話で印象的だったことを聞かれると篠田さんは「『真琴は掛け合いのシーンで、相手のペースに合わせなくていいよ』とディレクションを受けたこと」。対して、鈴木さんは「ほうきに乗せてもらって空を飛ぶシーンは1分くらいアドリブだったのでいろいろと台詞を考えていた。でも、結局子供らしいシンプルな言葉になったこと」とのこと。本作が、会話のテンポや内容にも細かに配慮されていることが伺えました。
最後に、「青森を盛り上げる作品にしたい」(鈴木さん)、「『ふらいんぐうぃっち』をいろんな人に観てもらうためなら何でもする」(菅原さん)と他の二人が意気込む中、アニメ初主演となる篠田さんも「役が決まって青森の旅行雑誌を買って、アップルパイも食べました。日本のみんなに青森のことを好きになってほしいです」と気合い十分な様子。このフレッシュな面々を中心に送られる「ふらいんぐうぃっち」は、日本テレビで4月9日(土)深夜から、青森放送で4月15日(金)深夜からスタート。日常系アニメファンにはタマらない“ゆったり感”となりそうです!【取材・文=はるのおと】