2016年1月から放送されたテレビアニメ「蒼の彼方のフォーリズム」の一挙上映イベント「『蒼の彼方のフォーリズム』パッケージ版12話一挙上映会 ~睡魔に勝ってからが、本当の勝負~』」が5月20日(金)、東京・TOHOシネマズ新宿で行われました。
上映に先立ち、鳶沢みさき役の浅倉杏美さん、有坂真白役の山本希望さん、そして追崎史敏監督が登壇し、トークショーが開催。
作品について改めて振り返ると、浅倉さんは「最終回は、たくさんのキャストやスタッフが、(各務葵役の)緒方恵美さんの家に集まって一緒に観ました。あれからもう2か月経ったんですねぇ…」と感慨深げ。
山本さんは「原作のゲームで内容をある程度知っていたので、作中で描かれる架空のスポーツ“フライングサーカス”がどのように描かれるのか楽しみだったんですが、アニメを観て実際にやってみたくなりました(笑)」と、「フライングサーカス」のリアルさに感激した様子。
追崎監督は「とても濃密な制作期間でしたので、終わってひと息ついているところです。でも、とても楽しかったですね」と、有意義な日々を思い返していました。
アフレコ現場での裏話を聞かれると、浅倉さんは「(福圓美里さん演じる)倉科明日香とみさきがぶつかるシーンもあったんですが、現場の雰囲気がとても明るかったので、落ち込まずに済みました。いい作品ができる環境でやれたと思います」とコメント。
山本さんが「食べ物の描かれ方がとても上手で、特に『うどんを食べたくなる』という声が毎回あがっていました(笑)」と答えると、追崎監督は「料理には特にこだわりがあって、クリエイターが気合いを入れて描いてくれた餃子は特に美味しそうに見えましたね」と、まさか(?)の「飯テロトーク」で盛り上がりました。
こだわりを感じるサブタイトルも本作の特徴で、追崎監督いわく「こちらのアイデアは、シリーズ構成を担当した吉田玲子さんに出していただきました」とのこと。
印象的なタイトルについて、浅倉さんは「第7話の『刺される前に刺せ!』です。みさきが発するセリフかと思いきや、意外なところで使われていたのでビックリしました」、山本さんは「第12話『もっと…飛ぼう!』です。作品を通して『フライングサーカス』という部活でのチームのいい状態の時、悪い状態の時がよく表れているな、と思いました」と語りました。