7月8日(金)、銀座パセラで新アニメ「アイドルメモリーズ」の発表会が行われました。
「アイドルメモリーズ」は、「ラストピリオド」や「あんさんぶるスターズ!」、「メルクストーリア」などのモバイルゲームを展開するHappy Elementsによる新作プロジェクト。バーチャル空間でのアイドル活動が活発化する2035年の近未来で、2つのアイドルユニットの成長を描く青春ストーリーで、10月からはTOKYO MXでテレビアニメが放送されます。
発表会には、林薇薇(リン・ヴィヴィ)を演じる豊田萌絵さん、服部惺梛(はっとり・せな)を演じる早瀬莉花さん、早川心桜(はやかわ・ここな)を演じる木村優さん、梶原未来(かじわら・みく)を演じる相良茉優さん、羅雨照(ラ・ユチョウ)を演じる青木瑠璃子さん、星七海(ほし・ななみ)を演じる小原莉子さんが登場。司会を務める鷲崎健さんの軽快な進行により、キャストたちは世界観やキャラクターを紹介していきます。
薇薇・惺梛・心桜の3人は「Star Ring」、未来・雨照・七海の3人は「Shadow」というアイドルユニットを組んでいること、更には実際にメインキャストの6人がリアルなアイドルユニットとしてアニメと同時に活動していくということも発表。
発表会ではStar Ringの歌う明るく元気なPOPチューン「ハイタッチガール」と、Shadowがパワフルに歌うロック調の「タチアガレ」、それぞれのレコーディング音源も初お披露目。各キャストはレコーディングを通して自身の演じるキャラクターを掴んでいく手がかりにもなったそうです。
「アイドルメモリーズ」は中国と日本、出身の異なるキャラクターが集うアイドルグルーブということで、大きな目標も発表されました。【中国でライブがしたい!】豊田さんが掲げたフリップにはそう描かれ、日本での活動はもちろんのこと、“アジアをひとつにするアイドルプロジェクト”であることが改めて強調されました。そのためにメンバーは何と中国語のレッスンを受けているとのことで、鷲崎さんのフリによって全員が中国語での自己紹介を披露することに。
当初自信を覗かせていたメンバーでしたが、皆一様に苦戦する中、青木さんだけはスラスラと中国語を披露。大学で少しだけ学んでいたというその実力を見せつけ、会場を驚かせていました。
発表会はニコニコ生放送でも配信されていて、そのアンケート機能を用いた「Star RingとShadowどっちがチームワークがいいか?」というコーナーも実施。これは各ユニットに投げられる質問に各自がフリップで回答、配信視聴者がチームワークの良さをジャッジするというもの。Star Ringには「今いちばん欲しいものは?」、Shadowには「苦手なものは?」という質問が投げかけられました。全員が意見のすり合わせをせず自由に答えたものの、大きく見るとまとまった答えになっていたShadowにニコ生ユーザーの支持が集まり結果、圧勝。彼女たちのチームワークが今後どのように育まれていくのかも楽しみとなりました。
最後にキャストそれぞれがあいさつを述べて発表会は終了。その中で豊田さんは番組自体の期待感に加え「個人的には中国語をもっと頑張って、薇薇ちゃんと同じく『やればできる!』をモットーにやっていきたいと思います!」と、10月から始まる番組への意気込みを力強く述べ、発表会を締めくくりました。
なお、10月からの放送は「15分のテレビアニメ」と「15分の実写番組」で構成される「ハイブリッド番組」。アニメパートの監督は菊池カツヤさん、シリーズ構成は大野木寛さん、アニメーション制作はセブン・アークス・ピクチャーズが担当します。
アニメとリアル、日本と海外、大きな視野を持ってハイブリッドに羽ばたき始める新しいアイドルたちの活躍が期待されます。【取材・文=細川洋平】