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2016年秋からTBS他で放送が始まるテレビアニメ「私がモテてどうすんだ」。今回は、芹沼花依役の小林ゆうさん、五十嵐祐輔役の小野友樹さん、七島希役の河本啓佑さん、四ノ宮隼人役の松岡禎丞さん、六見遊馬役の島崎信長さんにインタビューしてきました!
――ご自身の演じるキャラクターの紹介と、演じてみた感想をお願いします。
小林:高校2年生の芹沼花依ちゃんは、最初登場する時は見た目が柔らかくってお餅みたいにかわいらしい“ぽちゃ”の女の子なんです。それがあることをキッカケに、キービジュアルのような美少女になります。それから花依ちゃんは、アニメや声優さんが大好きな、いわゆる“腐女子”さん。そのモードになった時、花依ちゃんの表情がクルクル変わる様子や、イケメンの皆さまに「わぁぁ…キュン」となる花依ちゃんにも注目していただけたら嬉しいです。
小野:五十嵐祐輔は、王子様タイプのキャラクターというのでしょうか。クラスでも人気者で、リーダーシップを発揮したり、気が回る頼りになる奴です。恋愛においては、一番気が抜けないタイプ。平気で抜け駆けしてきますからね。ですが、チャラいというわけではなく、花依に対して一所懸命だからなんです。
河本:七島希は、ノリが良くて思ったことを素直に言ってしまうので、口が悪かったりもします。でも、恋愛面では意外とピュアでシャイな部分があって、そのギャップが魅力的だなと思います。
松岡:四ノ宮隼人は、ある意味、男を体現したかのような性格。町中で華やかな女性とすれ違った時に、フッと見てしまうような…。「オトコってこういうトコあるな」という行動をとるタイプです。
島崎:六見遊馬は、この中では唯一の3年生。主人公の花依ちゃんの見た目が大きく変わっても、特に態度も変わらず、その上で花依ちゃんのディープなオタク趣味も受け入れる度量がある。「好きなものを好きってステキなことじゃない」ってさりげなく言えるような、理想的な先輩ですね。
――作品の魅力はどんなところですか?
小林:花依ちゃんのお顔、お肉の厚さが変わっていくのもかわいくて。花依ちゃんが変わったことで、皆さまの心のありようもまた変化していくところも楽しんでいただけたらと思います。
小野:この作品が一般の恋愛作品と一線を画す部分は、花依がオタクであること。オタク故に生まれる行き違いとか、ドタバタが楽しみのひとつだと思います。見てくださる皆さまが投影できる部分もあるんじゃないかと思います。
河本:花依ちゃんの、前を向いて諦めずに頑張る気持ちが取り巻く人たちを変えていき、プラスのエネルギーをお届けできる作品だと思います。一話を見ていただければ、気に入っていただけると思います。
松岡:最近の人たちは、花依の境遇について感情移入しやすいと思います。作品タイトル(「私がモテてどうすんだ」)を念頭に置いてみると、「そういうことか!」と思えるはずです。
島崎:個人的に好きなのは、恋のライバル同士が実は仲が良くて、絆を育んでいくところです。
――放送を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
小林:自分の大好きなことに没頭する…誰にでもあると思うんですよね。人には言えないご趣味もあるかもしれない。切手を集めているとか。それは全然言っていいご趣味なんですけど(笑)。素敵な意味でオタク的なご趣味を持った方は、たくさんいらっしゃると思います。私もあります。それを突きつめていくお姿も素敵だし、そこから生まれる絆や成長といった人間ドラマも楽しいんです。ぜひ皆さま!「私がモテてどうすんだ」の、芹沼花依ちゃんの“沼”にも浸かっていただいて、この10月からは過ごしていただきたいと思います!…全然上手くなかった(笑)。【取材・文=佐藤京一】
※島崎信長さんの「崎」は、正しい表記は「立ち崎」ですが、機種依存文字のため「崎」表記しています。