10月9日(土)、「プリティーリズム・レインボーライブ」のイベントが赤羽会館で開催されました。

「プリティーリズム・レインボーライブ」は、大ヒット中の劇場アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」のスピンオフ元となった作品。プリズムショーと呼ばれる競技を行なう7人の少女たちの物語で、2014年3月まで放送されました。

イベントは、8月5日(金)に発売された「レインボーライブ」のBD BOX第1弾の購入者を対象にしたもの。彩瀬なる役の加藤英美里さん、涼野いと役の小松未可子さん、福原あん役の芹澤優さん、りんね役の佐倉綾音さんが登場し、約3年ぶりの単独イベントでトークに花を咲かせます。

最初のお題は、それぞれのお気に入りエピソード。加藤さんは第38話「聖夜にハッピーベルがなる」を紹介し、ライバル役の蓮城寺べるを演じる戸松遥さんとのデュエット曲「Little Wing＆Beautiful Pride」を10話前後で収録し、「なるとべるが一緒に歌う話ってどんなものか気になって聞いたけど、まだ決まっていないと言われた」という裏話を披露。

小松さんは「今でも台本を1番見えるところに置いている」という第19話「心を結ぶいと」に、自身が演じるいとに関する伏線が散りばめられていたことを思い入れたっぷりに語ります。

第49話「命燃え尽きるまで…」を挙げた芹澤さんと、第43話「天使の決意」を挙げた佐倉さんが、揃って触れたのが天羽ジュネ役の宍戸留美さんについて。今回のイベントのために「レインボーライブ」を何話か見直したという芹澤さんは、第49話での宍戸さんの熱演を絶賛。

一方の佐倉さんは、それまで台詞が少なかったりんねがジュネと対立する話に「どうせやるなら、とテストの時から喧嘩腰で臨んだけど、宍戸さんがそれをサラッとかわして」とベテラン声優の上手ぶりがとても悔しかったと回想。そして、そんな白熱したアフレコにも特に音響監督から指示はなく、「やり過ぎかなっていうくらいが『プリティーリズム』にはちょうどいい」と改めて思ったそうです。

また、話題は9月11日(日)に行なわれた「キンプリ」イベントについても及びました。現地に行ったという「キンプリ」ファンの佐倉さんは、並んで座った菱田正和監督の“厄介”ぶりを暴露。開演前に注意事項がスクリーンに表示されると大声で「あやねる、あれ読んで～！」と請われたり、教会シーンでのサイリウム芸に協力を求められたりしたとのこと。

さらに「レインボーライブ」女子メンバーからのメッセージコーナーにおける、本編と真逆のテンション高いりんねの怪演についても「全部台本通りにやっただけ。アドリブは、台本に1回しか書いていなかった『グロリアスシュワルツ！』を3回言ったくらい」と釈明していました。

第30話「誓いのクロスロード」冒頭の朗読を挟んで、イベント後半には質問コーナーがスタート。しかし「友達になりたいキャラクターは？」という質問に芹澤さんが「それは一時的なやつ？ それとも一生の友達？」と思わぬ一面が見え隠れする発言をしたことでトークのテンションが一気にアップ。芹澤さんが一時的な友達になるを挙げると加藤さんは「なるちゃんは一生の友達になれなかったの～？」とわざと悲しげな表情を見せ、「一時的な友達は、いい兄貴分だけど、うっかり女の子にモテちゃうカヅキ」「一生の友達はいとちゃん」と妥当な意見を語る小松さんに、佐倉さんから「汚い！(笑)」と非難が飛びます。

会場が騒然となった質問は「コウジに作ってもらいたい料理は？」。加藤さんが「鶏もも肉のカチャトーラとヴィシソワーズ」、小松さんが「肉じゃが」と答えるなか、芹澤さんの答えは「離乳食」。突然の珍回答に他の3人からは総ツッコミが入り、妄想の中ではコウジと結婚して子供がおり、その子供のため作ってもらうという話で……と、しどろもどろに弁明する芹澤さんの姿が会場の爆笑を誘っていました。

最後の「男だったら彼女にしたいキャラは？」というテーマでは、完全に女子会ノリに突入。加藤さんが「愛に溢れているけど、子供ができた時に、ちゃんと育ててくれそう」と小鳥遊おとはを挙げると、佐倉さんはすかさず「おとはは浮気しそう」とコメント。

小松さんは「恋愛することによってどう変わるか1番見たいのはなる。自分の意志を貫き通すのか、男に尽くすのか……3年付き合って別れるとして、なるの恋愛的な性格はその3年で決まる気がする」と熱弁するなど、それぞれのキャラクター観、恋愛観を交えたトークが繰り広げられ、イベントは華やかな雰囲気のなか終了しました。

なお、第27話から第51話を収録した「プリティーリズム・レインボーライブ Blu-ray BOX-2」は12月23日(祝)に発売予定です。【取材・文＝はるのおと】