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6つ子のキャストが大集合! 「楽しむ準備はできてる? 6つ子とトト子のおそ松さんウェルカムパーティー!!」レポート


あの6つ子たちが帰ってくる! 国民的マンガ「おそ松くん」の6つ子たちが、クズでニートな大人になった姿を描くアニメ「おそ松さん」。2015年の放送以来、根強い人気を誇る同作は、これまで3度のTVシリーズと3度の劇場版アニメを公開。そして、TVシリーズ第4期が7月から放送開始予定です。それを記念して、「楽しむ準備はできてる? 6つ子とトト子のおそ松さんウェルカムパーティー!!」を開催。声優陣の本音が炸裂し、生アフレコで盛り上がったイベントのようすをレポートします。

2020年10月放送開始の第3期から5年近く、ファン待望のTVシリーズの第1話先行上映の余韻が残る会場に、6つ子たちの着ぐるみが登場。「全力で適当にやる」という、6つ子らしい「選手宣誓」でイベントの幕が開きます。

MCのバッファロー吾郎・竹若元博さんの呼び込みで登場したのは、おそ松役の櫻井孝宏さん、カラ松役の中村悠一さん、チョロ松役の神谷浩史さん、一松役の福山潤さん、十四松役の小野大輔さん、トド松役の入野自由さん、トト子役の遠藤綾さんの7人。万雷の拍手のなか、櫻井さんが「『この作品、人気があるんだな』と今、改めて思いました(笑)」と素直な感想を口にすると、「みんなの声が聞きたい」と前置きをしながら小野さんは十四松よろしく「ハッスルハッスル! マッスルマッスル!」のセリフを披露。周りのキャストからは、「それ封印したんじゃ……」など、ツッコミが入れられます。


おそ松役・櫻井孝宏さん


カラ松役・中村悠一さん


チョロ松役・神谷浩史さん


一松役・福山潤さん


十四松役・小野大輔さん


トド松役・入野自由さん


トト子役・遠藤綾さん


話題は、先ほど上映を終えたばかりのTVシリーズ第4期の第1話「また始まるざんす」へ。客席へ向って「いかがでしたか?」と聞いた福山さんに対し、会場は拍手を返します。「収録前に映像を見たとき、あまりにも普通に日常を描いていたので不安になりました」と言う福山さんですが、「現場でキャストの演技を合わせて、『こんな感じでおもしろいんだ』とわかるのが『おそ松さん』なんだと思いました」と本作の真骨頂を語りました。櫻井さんも、不安になったと口にしながらも、「今回の第1話はすごく引き算というか、何でもない一日でしたね。宇宙に行ったりはしますけど、もう宇宙に行くくらい平気じゃないですか(笑)」と、本作が6つ子の日常を描いたシリーズであることを教えてくれます。さらに、福山さんは、「キャラクターたちが言っていることばを覚えておくとおもしろいかもしれませんね」と楽しみ方のヒントを教えてくれました。

続けて、第4期の収録にあたって心がけていることをMCの竹若さんが質問します。小野さんは、「脚本の松原秀さんが演出面でもこだわりがあって、セリフの言い方まで細かなディレクションが入ることがあります」と意外な事実を語りました。それを受けた櫻井さんは、「われわれは感情を表現する演技の間が染みついていますが、松原さんはコントの『笑いの間』を求めてくるんです。それが計算されたおもしろさにつながるのだと思います」と分析してくれました。

さらに遠藤さんは、「(第1期のころに比べて)だんだん歳を重ねていますからね。第1期の自分に負けないように頑張りたいです」と抱負を語ると、入野さんは「第1期のころは20代だった僕ですが、第4期の今は当時の(6つ子のキャストの)皆さんと同年代。体力的にこんなに大変だったんだなと改めて思いました」とリスペクトを露わにしました。

そこから、話題は「おそ松さん」の収録現場の過酷さへ。中村さんが、「しんどすぎて、もう記憶に残したくない」と素直な心情を吐露すると、神谷さんも「忘れるよね。基本、『おそ松さん』はそんな感じなんです。『おそ松さん』の現場で通用することはほかの現場では一切通用しない」と断言。福山さんが、「新人さんがアフレコに参加した場合、ここでやったことは忘れてねと伝えています」と裏話を披露。中村さんは、「最近、『おそ松さん』でやったことをすべて忘れてしまうのは老化かと思っていたのですが、第1期のころからそうでした。われわれがそうやって命を削ったものが毎週オンエアされるはずなので、ぜひ確認してください」と収録現場の壮絶さを語りつつ、第4期への期待を煽りました。

その後、会場のスクリーンに映ったのは、OPテーマ「おそ松さんのボンバシェー!」を担当するDA PUMPの一同。イヤミに扮したメンバー6人は、アニメのオープニング映像で6つ子が同曲の振り付けをすることなどについてコメント。続けて、EDテーマである、ひとみ from あたらよ&松野家6つ子の「バディ」について、レコーディングの思い出の話題で盛り上がりました。

そして、「おそ松さん」のイベントとしては初めて行なわれる生アフレコのコーナーへ。演じるタイトルは、好きなエピソードを選ぶファン企画「松デミー賞」の受賞作「チョロ松事変」(第2期第14話)です。本作でスポットを当てられる神谷さんは、茶髪にしたチョロ松の自信満々な語り口から、「似合わない」と言われ動揺するようす、そして、"濡れ衣"を着せた一松・十四松・トド松にジャンピング全裸土下座をする姿をテンション高く生披露。大迫力の演技に感激し、大部分の記憶が飛ぶというアフレコ現場の雰囲気を感じた観客は、惜しみない拍手を送ります。

その後、サプライズ企画として、舞台「おそ松さん on STAGE~SIX MEN'S SHOW TIME~」の主要キャスト陣が登壇。「おそ松さん on STAGE~SIX MEN'S SHOW TIME~2nd SEASON 2」の開催を発表します。「SIX FAME FACES ~舞台も最高!!!!!ffff!」も披露。軽やかなステップで客席を回りながら歌う一同の姿に、会場のボルテージは一気に上がりました。

興奮冷めやらぬまま、いよいよ終演の時間に。櫻井さんは「この作品がどんどん立派なものになってきた喜びを感じつつ、われわれは『疲れる』とか『覚えてない』とか言ってますが、毎回楽しみながらやっています。6つ子なので、6期まではやれるといいなと思います」と抱負を語り、「きょうの日のことは忘れずに頑張っていきますので、これからもよろしくお願いいたします」と、笑いが尽きなかったパーティーをきれいに締めくくりました。

【取材・文:星政明】

TVアニメ「おそ松さん」
●7月8日より毎週火曜深夜0:00~ テレ東系にて放送開始

スタッフ:原作=『おそ松くん』 赤塚不二夫(「週刊少年サンデー」(1962年~1969年)「週刊少年キング」(1972年~1973年)「コミックボンボン」(1987年~1990年)他で連載) 監督=小高義規 シリーズ構成=松原秀 キャラクターデザイン・総作画監督=安彦英二 総作画監督=渡邊葉瑠、和田佳純 副監督=二村寧々 美術監督=田村せいき 色彩設計=垣田由紀子 撮影監督=福士享 撮影副監督=大泉鉱 編集=坂本久美子 音楽=橋本由香利 音楽制作=エイベックス・ピクチャーズ 音楽協力=テレビ東京ミュージック 音響監督=菊田浩巳 音響制作=楽音舎 アニメーション制作=PIERROT FILMS 製作=おそ松さん製作委員会

キャスト:おそ松=櫻井孝宏 カラ松=中村悠一 チョロ松=神谷浩史 一松=福山潤 十四松=小野大輔 トド松=入野自由 トト子=遠藤綾 イヤミ=鈴村健一 チビ太=國立幸 デカパン=上田燿司 ダヨーン=飛田展男 ハタ坊=斎藤桃子 松造=井上和彦 松代=くじら

リンク:TVアニメ「おそ松さん」公式サイト
    公式X(旧Twitter)  @osomatsu_PR

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