"歌が禁じられた世界"で聴こえてくる歌に導かれ、霊が見える少女・相葉芹亜は歌でゴーストたちとめぐりあう――。
音楽プロデューサー・上松(範康)とサウンドチーム・Elements Gardenが手がけるソングバトルシリーズ最新作「ゴーストコンサート : missing Songs」の放送がついに始まりました。主人公・相葉芹亜を演じる藤寺美徳さんは、オープニング主題歌「業魂REQUIEMER」をはじめ、劇中で流れる挿入歌「憑依鎮魂歌」の歌唱を担当。さまざまなジャンルの楽曲を相葉芹亜として歌いこなしています。はたして芹亜が歌うたくさんの楽曲に込めた思いとは? 藤寺美徳さんにキャラクターと歌についてたっぷりお話をうかがいました。
――この「ゴーストコンサート : missing Songs」は、ソングバトルシリーズと銘打たれた作品。舞台は2045年の近未来、音楽アプリ〈MiucS〉が音楽の想像を担い、人間は歌を歌うことが禁じられる世界ということになっています。この独特な世界設定を藤寺さんはどのように受け止めていましたか?
藤寺 オーディションを受けたときから、実はずいぶん時間が経っているんですけど、現在はAIが身近になっていて、AIでつくられた音楽も世の中にありますし、すごくリアリティが出てきているなって思います。芹亜ちゃんたちがいる世界は、現在よりも少し未来で。歌が禁じられていることは私たちにとって普通ではないことなんですが、芹亜ちゃんにとってはそれが当たり前だと思っているんですよね。そこで芹亜ちゃんは聴こえてくる歌に導かれて物語が動いていく。そこがすごくおもしろい導入だなと思いました。
――主人公の相葉芹亜はどんな女の子なのでしょうか?
藤寺 ピュアな女の子だなと感じています。幼いころから霊が見えたり、触れられたりすることがあっても、なかなか他人に言えずに過ごしてきて。それを打ち明けた友達にも拒絶されてしまうという過去をもっている子なんです。そんな芹亜ちゃんが和尚さん(雪庭)と出会って、寺のみんなが受け入れてくれるようになる。そこから芹亜ちゃんが世の中とどう向き合っていくのか。自分の宿命がどこへ向かうのか。芹亜ちゃんの変化や覚悟を見ていただきたいと思います。
――音楽はサウンドチーム・Elements Gardenが手がけています。Elements Gardenの皆さんとごいっしょしてみていかがでしたか?
藤寺 Elements Gardenさんの音楽というとドラマチックな楽曲、というイメージが私のなかにあって。すごく熱い楽曲をこの作品でも書いてくださるのかなと楽しみにしていました。上松(範康)さん(原案)とはこの作品の発表会(2025年10月24日開催)で初めてお会いしたんですが、すごく明るいパワーをおもちの方で。お会いしたときに筋トレの方法を教えていただきました(笑)。藤田淳平さんは第1話のアフレコの時に、私を助けてくださって……。第1話で芹亜ちゃんが劇中で歌を口ずさむシーンがあって。収録のときに歌とリズムが急きょ変更になったので収録ブースの端っこで練習をしていたら、藤田さんが来てくださって。正しいリズムを教えてくださったんです。近藤世真さんと堀川大翼さんは歌のレコーディングのときにお会いすることが多かったです。歌を歌い終わって休憩しているときに、作品や楽曲のことだけでなく、ご出身のお話とか、いろいろな話をすることができてとても楽しかったです。
――いいチームワークですね! オープニング主題歌「業魂REQUIEMER」のレコーディングはいかがでしたか?
藤寺 最初にレコーディングした曲がこの主題歌だったんです。本格的なレコーディングの前に、キーチェックのための時間をとって。これからいろいろな曲を歌うだろうからということで私に合うキーを探してくださったんですね。あと、この主題歌は第1話の劇中冒頭で満開の桜の下で芹亜ちゃんが歌っているんですけど、どうしてそこでこの曲を歌っているのか?という話もしていただいて。それで主題歌としての解釈や、自分がどういう立ち位置で歌えればいいのかを確認してレコーディングに臨みました。
――かなりドラマチックな構成になっている楽曲ですが、レコーディングはスムーズに進みましたか?
藤寺 練習のときは何度歌っても「難しい」という気持ちがなかなか消えなかったんです。そうしたら、キーチェックのあとに楽器ごとのオケをくださって。この楽曲でドラムやベースがどういうふうに演奏をしているのかをしっかり知ることができました。そのおかげでリズムをしっかりと覚えることができて、さらに楽器が「こうしたい」と意図しているところが想像できたので、とても歌いやすくなりました。
――「業魂REQUIEMER」でお気に入りのポイントはどちらですか?
藤寺 自分としては2番以降が好きです。レコーディングしていくうちに、だんだん楽曲と自分の距離が近くなっていく感覚があって。落ちサビ(最後のサビ前)や最後のフレーズがかなり好きです。実は最後の歌詞に感情を込めて歌ったら、声が震えてしまったんですけど「そこが人間らしくていい」とおっしゃってくれて。レコーディングに立ち会ってくださった神保(昌登)監督からも「今のよかったね」と言っていただけて、自分の思いって伝わるんだなと実感できました。
――主人公の相葉芹亜は”この世の外から顕れた偉人――グレートゴースト”と「憑依鎮魂歌」をソングバトルをすることになるわけですが、歌ってみていかがでしたか?
藤寺 すごく緊張しました。緊張もありましたし、先輩がたの歌が本当にすてきで。皆さんのパワーに負けないように、芹亜ちゃんとしてがむしゃらに歌いました。
――グレートゴーストはいわゆる歴史上の偉人なんですね。第1話は日高里菜さんが演じるクレオパトラが登場して、憑依鎮魂歌「RES∞NALIST(レゾナリスト)」を披露しました。
藤寺 芹亜ちゃんは歴史が大好きで、偉人たちのことが大好きなんです。なので偉人たちとバチバチ戦うというよりも、歌を通して偉人たちが何に苦しんでいるのか、偉人たちといっしょに進んでいこうと歌で語りかけていて。だから、歌い手としては負けたくないという気持ちももちつつ、偉人たちを引っ張っていくくらいのつもりでレコーディングに臨みました。
――憑依鎮魂歌は「RES∞NALIST」だけでなく、これからもどんどん登場しそうですし、藤寺さんの歌声をいろいろな形で聴くことができそうです。
藤寺 もし先輩たちといっしょに歌う機会があったら……先輩のお顔を拝見しながら歌うことで、もっとすごい憑依鎮魂歌を披露できるんじゃないかと思います。そういう機会が実現できるように、これからも頑張っていきたいです!
【取材・文:志田英邦】
■相葉芹亜(CV:藤寺美徳)「業魂REQUIEMER」
各音楽配信サービスにて配信中
配信サイトリンク https://nex-tone.link/WVb9DzMR3
■TVアニメ「ゴーストコンサート : missing Songs」
●TOKYO MX、BS朝日、関西テレビ、CBCテレビ、WOWOW ほかにて放送中
●各動画配信サイトにて地上波同時配信中
リンク:TVアニメ「ゴーストコンサート : missing Songs」公式サイト
TVアニメ「ゴーストコンサート : missing Songs」公式X・@GHOSTCONCERT_PJ
(ハッシュタグ #GHOSTCONCERT #ゴーストコンサート)