スーツ姿の浪川大輔が初キャスターの意気込みを語る！

アニメファンにとって「1クール」の始まりは心躍る時期。でも、番組表は観たいアニメであふれているし、週末には関連イベントも多数開催される…どうやって作品を選ぶべきなのか、誰かサクッと教えてほしいっ！

そんな悩みをまるっと解決してくれるのが、11月12日(木)22時からNOTTVでスタートする総合アニメワイドバラエティ番組「浪川大輔とアニサポヲタ倶楽部ww」。そして、この番組でキャスターを務めるのは、タイトル通り我らが浪川大輔さん!!!

声優人生30年、多数のキャラクターを演じ分け、アニメの酸いも甘いも知り尽くす浪川さんが、初キャスターに挑戦し、多彩なサポートMCやコメンテーターと共にアニメ関連情報を総合的に取り上げ、アニメの歴史、そして未来について語っていきます。

WebNewtypeでは、月2回の放送にあわせて、浪川さんの舞台裏に迫る連載、その名も「楽屋突撃し隊」をスタート！ 気になる新番組のレポートをお届けします。さらに今回は、浪川さんと、サポートMCを務める潘めぐみさん、前田玲奈さんの3人から番組の魅力について聞いてきました。

■浪川さんのモノマネも飛び出す！番組収録レポート

白シャツにネクタイを締めてキリリとスタジオに登場した浪川さん。初キャスターとはいえ、潘さんや前田さんにとっては声優の大先輩。2人から「今日は浪川大先生におまかせします！」と言われ、照れている様子でした。

コメンテーターはアニメ誌の編集長ら5名で、いずれもアニメ業界に精通した人物ばかり(WebNewtypeでコラム連載を持つ小新井涼さんもレギュラー！)。おのずと、視聴者の知らない「アニメ制作裏話」や「プロによるアニメの楽しみ方」が飛び出します。オススメの秋アニメを5つのカラーに当てはめていく「アニサポレンジャー」では、意図せずも「ルパン三世」「サンダーバード ARE GO」など浪川さんの出演作に関する意見がたくさん登場。浪川大先生、強し！

普通のテレビ局にはできない“大人の事情”という垣根を越えたアニメ情報番組とあって、コメンテーターもまた「本来はライバルのアニメ誌編集3人が揃い踏み」という奇跡が実現したわけですが、浪川さんからは「ちなみに、お互いの給料とか気になるの？」という、かゆいところに手が届くコメントも。

さらに、潘さんがアニメ関連ニュースをお届けするコーナーでは、浪川さんが「これってアレでしょ。『好きだー!!』ってやつでしょ」と(「俺物語!!」の)主人公・剛田そっくりのモノマネをサラリと披露。アニメ作品に絡めた番組では聞けない貴重な“声”といえそうです。

浪川さんは、緩急のある話さばきの一方で、カメラが回っていないところで緊張している潘さんや前田さんに「大丈夫？ 緊張してる？」と声をかけたり、収録中に毒づいていた(!?)コメンテーターに「ありがとうございました！」と丁寧に挨拶したりと、“番組の顔”としてのフォローもしっかり。初めてとはいえ、声優歴30年という経験に裏付けられたキャスター姿を見せていました。

■“アニサポ”のこれからについて、3人が語る！

初回ということで、3人に感想を聞きました。

浪川：今日はコメンテーターの方に顔なじみの方が多かったし、僕自身も楽しめたので、収録が終わってホッとしました。声優としてキャスターをする機会をいただけることはあまりないので、ありがたいです。しかも、インタビューを受けるのではなくこちらからお話を伺うっていうのが、すごく不思議な感じでした。

前田：浪川さんがスタジオに入ってこられた時は「スーツだ！」と思いました(笑)。普段はTシャツ姿を見ることが多いから。やっぱりキャスターということでっ！

浪川：やめなさいよ(照)。まあ、夏はだいたい半パンとTシャツだから(笑)。

前田：すごいお話さばきで、長年キャスターをやられているかと思うくらいでした(笑)。

浪川：だから初めてだって！(照) でも、これからの収録で自分に余裕ができていけば、もっとおもしろい話を聞き出していきたい。コメンテーターの方の「ガンダムの筋肉と鼻血がいい」なんてアニメの見方は新鮮だった(笑)。

潘：本当に皆さんの意見がおもしろくて！ 聞きたいことが自然とどんどん出てきました。「アニ玉祭」のレポートで出てきた痛車はどうやって作るのかとか(笑)。それにアニメって地域の活性化とか、いろんなきっかけになるんだなと。たくさんの方々に支えられていることをいろんな角度から見られた気がしますね。

浪川：いろんな側面からアニメにアタックできるし、どこに焦点を当ててアニメを観たらいいのかわからない人にも、その楽しみ方を伝えられる。これからも、アニメをワイドに楽しめる番組にしていきたいですね。時にはお金の話もしつつね(笑)。アニメ業界の生の声をお届けしていきたいです。

■WebNewtype、浪川さんの楽屋裏に突撃潜入

和やかな雰囲気で終った“アニサポ”。我々WebNewtype編集部は、ちゃっかりしっかり(!?)浪川さんの楽屋にもお邪魔してきました。長い収録でお疲れにも関わらず、浪川さんは素敵なスマイルで対応してくれました。浪川さんのかっこいい私服姿と共に、直筆の番組告知宣伝を持ってもらってパシャッと撮影！ これからもWebNewtypeは、“アニサポ”と浪川さんを応援していきます!!【取材・文＝麻布たぬ】