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「永野護デザイン展」入口のポスタービジュアルの前でパシャリ!
©EDIT
現在ところざわサクラタウンのEJアニメシアターにて大好評開催中の「DESIGNS 永野護デザイン展」。発売中の月刊ニュータイプ4月号も表紙&巻頭にて「ファイブスター物語」を特集しています。
長年のファンの方はもちろん、あまり詳しくないし……と不安なあなたにも、この機会にぜひ、永野護デザインの深い世界に触れてほしい! そんな思いで発売中の4月号では「永野ファンと知識ゼロのギャルが『永野護展』をいっしょに回ってみた」という特別企画を実施。お迎えしたのは、「吉本プラモデル部」にも所属するロボットアニメ好きの男性ブランコ・浦井のりひろさんと、アニメやマンガの道はあまり通ってこなかったというポジティブなギャル、エルフ・荒川さん。永野ファンでメカ好きな浦井さんが刺さるポイントと、まっさらな知識で見る荒川さんの感性、そして2人のシナジーあふれる記事は、「詳しくなくて不安かも……」というあなたの心配を払拭してくれるはずです。
永野護ファンと初心者ギャルで回る展覧会!(左:男性ブランコ浦井のりひろ、右:エルフ荒川)
©創通・サンライズ
本稿では、何と鑑賞時間が2時間近くにもおよんだため、残念ながら本誌で載せきれなかったお写真とお2人による名コメントを掲載します。残る会期もわずかの本展覧会、月刊ニュータイプ4月号とあわせてチェックいただき、ぜひ足を運んでみてくださいね。
感想を言い合うなかで新しい発見も?
©創通・サンライズ
永野護の筆跡をじっくり眺める2人
©創通・サンライズ
本展覧会のエリア「聖戦士ダンバイン」から先、商業デビュー以降のエリアに入ると、「これ、原画ですか!?」と浦井さん。印刷ではない、直筆の永野の画を見られる機会は滅多にないこともあり、デザイン画を前にテンションが一段上がります。
「重戦機エルガイム」を説明する浦井さんと、うなずきながら聞く荒川さん
©創通・サンライズ
「重戦機エルガイム」のコーナーで、荒川さんから説明を求められると……?
浦井「監督が『(機動戦士)ガンダム』の人、富野(由悠季)さん。その人がいきなり、永野先生にメインのキャラクターとメカのデザインを任せたの」
荒川「富野先生はみんなに人気、注目の人なわけですよね。そんな人の作品を、(アニメの仕事を始めて)すぐに? ファンの人からしたら『お前に何ができる!』みたいな感じだったんじゃないですか? 風当たり強そ〜」
浦井「これまでの(ロボットのデザイン)はこれまでのですごいイイねんけど、そういうのだけをずっと見てたとこに、急にこれを出された。今までみんなが見ていたロボットアニメのパターンと全然違うから、『あ、この人、すごいな』と思ってしまうわけよ」
荒川「なるほど。永野先生、時代、変えちゃったか〜。すげ〜!」
ロボットのデザインを眺めながら感想を言い合う2人
©創通・サンライズ
「エルガイム」のムーバブルフレームの解説図を前に、
浦井「永野先生は(ロボットアニメの)ロボットに中身がある、骨組みがあるってことを、初めてちゃんと考えた人なの。それがあとから、『ガンダム』の続編にも取り入れられて」
荒川「へえー! 私はもともと、(ロボットは)普通にそういうものだと思ってました。すげー!!」
永野護の細かい説明の入ったデザインに「ものにはすべてに理由があるんや!」と納得する荒川さん
©創通・サンライズ
そのあとも、個性あふれるロボットデザインの数々に触れていく2人。
荒川「先生はアイデアがボンボン出てくるんかな〜。キレイ〜。かわいい〜。同じやつが全然ないですね!」
浦井「たしかに似たようなのがホンマにないな。パターンがすごいわ」
異色?の2ショット、決まりました☆
©創通・サンライズ
本会場には立体物もたくさん展示されています。完成品を前に語らうシーンも。
荒川「こういうの浦井さんは作るんですか? すごい楽しそう!!」
浦井「これは、楽しいね」
荒川「作ってるときが一番楽しいですか? できあがったときが一番うれしいですか?」
浦井「できあがったときかなあ。できて、ポンと置いたときがいいね、一番うれしいかも」
ロック、ゲーム……永野護の守備範囲の広さに驚き!
©TEKKEN™3 & ©Bandai Namco Entertainment Inc.
浦井「『バーチャファイター』『鉄拳』……先生が一時期、めっちゃ格闘ゲームにハマったらしい」
荒川「それでゲームのキャラクターも描きたい!ってなったんですか。おもろ」
などと会話をしつつ、ゲーム関連のデザインのゾーンに突入。
アンナ・ウィリアムズの衣装にシンパシーを感じる荒川さん
©TEKKEN™3 & ©Bandai Namco Entertainment Inc.
©TEKKEN™6 & ©Bandai Namco Entertainment Inc.
荒川「すごいオシャレ〜。デザインが細かいからすごい楽しいですね。……(「鉄拳3」のアンナ・ウィリアムズのコスチュームデザインを見て)’97年かあ。私、1歳ですよ」
浦井「27年前か」
荒川「ギャル文化って、『巡る』……っていうじゃないですか。今、ここに来てる。永野先生のデザインした、アンナ・ウィリアムズに帰ってきてる気がしますよ!」
……このあとに続く「ファイブスター物語」エリアでのお2人の様子は、発売中の月刊ニュータイプ4月号に掲載中です。展覧会を回った直後のお2人の感想戦では、永野デザインに息づくギャル文化!?の話題も飛び出しました。ぜひご覧ください!
【写真:田上富実子/取材・文:前田久】
■DESIGNS 永野護デザイン展
会期:開催中~2024年3月24日(日)
※休館日:3月19日(火)
※最新情報は角川武蔵野ミュージアムホームぺージをご覧ください
会場:EJアニメミュージアム
〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム3F
主催:「DESIGNS 永野護デザイン展」実行委員会
特別協力:株式会社エディット
協力:ニュータイプ編集部
展示協力:株式会社バンダイナムコフィルムワークス、株式会社創通、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、ボークス株式会社、株式会社アワートレジャー、株式会社ウェーブ、株式会社ペットワークス、株式会社BANDAI SPIRITS、株式会社セガ
協賛:ボークス株式会社、株式会社ドコモ・アニメストア
★月刊ニュータイプ4月号にも浦井さん&荒川さんの記事が掲載中! 2人のサイン入りチェキプレゼント企画もあります!
リンク:DESIGNS 永野護デザイン展 | ところざわサクラタウン
永野護作品公式X(Twitter)・@naganomamoru
EJアニメミュージアム総合サイト
EJアニメミュージアム公式X(Twitter)・@EJ_AnimeMuseum