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「賭ケグルイ」(原作:河本ほむら、作画:尚村透)が待望の舞台化を果たし、9月5日(金)〜9月14日(日)、東京・シアターHにて上演されます。WebNewtypeでは公演に先駆け、鈴井涼太役・永田聖一朗さん、豆生田楓役・笹森裕貴さんにインタビュー! 共演経験があり、プライベートでも親交があるというおふたりに、役柄との共通点やお互いの尊敬するところなどを伺いました。
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
——原作の第一印象は?
永田 賭け事を題材に、始終ヒリヒリするような展開が描かれていて圧倒されました。好きな人にはたまらないだろうなという要素が詰まっていて、作品の世界観に一気にひきこまれましたね。
笹森 僕も一読者として、本当におもしろく読ませていただきました。蛇喰夢子がイカサマを見破ったり、心理戦を制していく痛快感がありつつ、なによりギャンブルを心底楽しみながら“賭ケグルウ”姿がとても印象的です。
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
——お2人の配役については、どのような印象を持たれましたか?
永田 鈴井涼太は夢子たちのようなギャンブルの才能もなく、ごくふつうの男子高校生で、一般人代表のようなキャラクターです。演じやすそうだなという印象を受けました。
笹森 僕からしても、涼太はふだんの聖一朗の雰囲気とマッチしているんだろうなという印象でした。彼が演じることで、よりおもしろみが増しそうだなとも思いましたし。
永田 そこは僕も意識しているところで、原作をリスペクトしながら、舞台ならでは、自分ならではの表現に挑んでいきたいと思っています。脚本・演出の西田大輔さんも、遊び心のある方なんですよ。「西遊記~千変万化~」でご一緒したとき僕は猪八戒役だったんですけど、西田さんから「殺陣のシーンでブヒッと鳴いてみて。最前列以外で聞こえちゃダメだから、小さな声で」と言われて(笑)。今作でも絶対何かしらあると思って楽しみにしています。
笹森 僕が演じる豆生田楓は、生徒会会計の2年生で、隙あらば下剋上を企む野心家です。今作の登場人物たちは賭けを通じて喜怒哀楽が強烈に描かれますが、一見クールな彼の感情を舞台上でどうさらけ出すのか? そういった面でも、すごくやりがいのある役だなと思いました。
永田 裕貴くんはポーカーフェイスな役がハマるというか、腹に一物ある感じも本人と似ている気がします。あと、勝負事に負けると豹変したりとかね?
笹森 ふだんはスンッとして落ち着いているわりに、負けるとドスのきいた声が出ちゃったりするね。
永田 ちゃんと冗談だって書いておいてあげてください(笑)。こういうノリのよさみたいなものに関しては、役とは離れた僕と裕貴くん自身の共通点なのかなと思います。表に出すか出さないかだけで、人間性は同じなんじゃないかなって。
笹森 それは違います。
永田 えっ、性格診断でも同じ「エンターテイナー」だったじゃん! 根は一緒だよ。
笹森 すみません、次の質問お願いします。
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
——会話の端々からも仲の良さが伝わってきますが、お互いに尊敬しているところを教えてください。
永田 この間出演者でバーベキューをやったときに、裕貴くんが「ダンサーさんのほうが疲れてるから、まず食べてもらおう」と、焼いたお肉を率先して届けにいったんですよね。そういう気遣いができる。裕貴くんは視野が広いというか、もう一歩先の気遣いができる人なんですよね。役者といっても、お芝居をしていない時間のほうが長いわけじゃないですか。社会生活、人間関係において視野の広さって大事だし、やっぱりすごい人だなと思います。
笹森 彼はこんな感じでふわっとした天然に見えますが、いい意味でバカなんです。知れば知るほど、おもしろい人っているじゃないですか。聖一朗はまさにそのタイプだと思います。役者としても肝が据わっているというか、僕なんかは考えすぎちゃうところがあって、稽古前に気が焦ってしまうこともあるんです。でも彼は同じ稽古が控えていても、朝から全然関係ない話を振ってくるんですよ(笑)。周囲には見せないし言わないけど、やることやったうえでドンと構えているんだろうし、一緒の座組にいるとすごく心強いですね。まあ、ヒヤッとするときも全然あるんですけど(笑)。
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
——座組といえば、脚本・演出を西田大輔さん、音楽を和田俊輔さんが手掛けることでも話題です。
笹森 和田さんとは何度かご一緒させていただいているんですが、どの曲も本当に素敵で。舞台『賭ケグルイ』では、歌とダンスで心理戦を表現していくと聞いているので、そういった意味でもとても楽しみにしています。西田さんとは初めてなんですが、何度か舞台を観させていただいたこともありますし、聖一朗からもいろいろと話を聞いていて期待が高まっているところです。
永田 西田さんの現場って、めちゃめちゃ刺激をもらえるんですよ。ご本人がまずおもしろいし(笑)、演出の仕方も「さっきの芝居はこうしてほしい」といったオーダーはあまりなくて。役者を通して役を見るというか、「あなたが演じるんだから、もっとこうしたほうがいいんじゃないか」というスタンスなんです。あと絶対に否定しない方で、「今提案してくれた演技プランもよかったけど、こういう芝居になったらもっと最高だよな」とか言ってくださるんです。かっこいいんですよね。
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
——最後に、公演を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
永田 現時点ではまだ稽古が始まっていないので、カンパニーの雰囲気も未知数ではあるんですが。スタッフさんからお話を聞いた感じだと、みなさんも僕たちと同じエンターテイナー気質なのかなと思っています(笑)。きっと西田さんが先陣を切って盛り上げてくださるはずなので、仲良く和気藹々とやれたらいいなと!
笹森 座長である蛇喰夢子役の蟹沢萌子さん(≠ME)を筆頭に、歌とダンスで魅せる新たな「賭ケグルイ」を全力で作り上げていきたいと思います。ぜひ劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。お待ちしております。
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・舞台「賭ケグルイ」製作委員会
【写真:武田真和/取材・文:藤谷燈子】
■舞台『賭ケグルイ』
●2025年9月5日(金)~14日(日) シアターH
CAST
蛇喰夢子=蟹沢萌子(≠ME) 鈴井涼太=永田聖一朗 早乙女芽亜里=小泉萌香 / 生志摩妄=音くり寿 皇伊月=河内美里 西洞院百合子=朝倉ふゆな 黄泉月るな =佐竹桃華 夢見弖ユメミ=村山結香(≒JOY) / 豆生田楓=笹森裕貴 / 桃喰綺羅莉=梅田彩佳
ENSEMBLE=KENTA 小石川茉莉愛 Okapi 石川凜果 HARUYOSHI 石田彩夏 友松克太 宮嶋すみれ
STAFF
原作=「賭ケグルイ」河本ほむら、尚村透(「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)脚本・演出=西田大輔 音楽=和田俊輔 振付=YOKO(HIGH-ENERGY) 美術=松生紘子
照明=大波多秀起 音響=柳浦康史 映像=O-beron inc. 衣裳=川島加菜果 ヘアメイク=城本麻紀 歌唱指導=新良エツ子、澤田真里愛 演出助手=佐久間祐人 演出補佐=梅澤良太 舞台監督=伊藤清一 宣伝美術=江口伸二郎、告原小百合 宣伝写真=川面健吾 制作進行=杉田智彦(アズプロジェクト) 主催=舞台「賭ケグルイ」製作委員会
リンク:舞台『賭ケグルイ』公式WEBサイト
舞台公式X(Twitter)・@kakegurui_stage 舞台略称・ハッシュタグ:#賭ケステ