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WUG・I-1club・ネクストストームが夢の共演!「Wake Up, Girls!Festa. 2016 SUPER LIVE」

「Wake Up, Girls!」のライブイベント「Wake Up, Girls!Festa. 2016 SUPER LIVE」が12月11日(日)、幕張メッセで開催され、既報の通りテレビアニメ「Wake Up, Girls! 新章」が2017年に放送されることが発表されました。

WUGにとっては3度目となるの冬の幕張のタイトルは「SUPER LIVE」。Wake Up, Girls!だけでなく、WUG世界最強のアイドルグループ・I-1club、そして大坪由佳さん演じる岩崎志保が率いるネクストストームが全チーム揃う、まさに「アイドルの祭典」と言うべきライブになりました。

現実と作品がハイパーリンクするWUGですから、設定は最新の「続・劇場版後篇 Wake Up, Girls! Beyond the Bottom」に準拠。元I-1センターの志保は九州の新ユニット・ネクストストームのメンバーに移り、I-1clubは鈴木萌歌がセンターに。志保にかわって彼女のアンダー(練習や本人が出演できない劇場公演で同じ立ち位置に立つ後輩メンバー)の高科里佳がI-1メンバーに入っています。なので、ライブにも当然里佳っち役の上田麗奈さんが初参加です!

ライブはWake Up, Girls!の「7 Girls War」、I-1clubの「止まらない未来」、ネクストストームの「レザレクション」と、3ユニットが立て続けに挨拶代わりの楽曲を披露してスタートしました。

Wake Up, Girls!は黒と白を基調にゴールドをあしらったライブメインビジュアルの衣装で登場。ちょっと大人の雰囲気で、メンバーカラーの髪飾りをあしらっています。3年間歌い込んできた「7 Girls War」はもはや完成の域にあります。

I-1clubはI-1衣裳で登場。ライブでWUGちゃんたちがI-1衣裳を着ることはありましたが、I-1clubの7人が衣裳でステージに立つのはこれが初めてです。「止まらない未来」は萌歌として山本希望さんが初めてセンターに! 青が基調の映像と曲調もあってさわやかな印象です。初参加の上田麗奈さんには“志保のかわりの里佳として”ステージに立つ緊張と誇らしさが見て取れました。

ネクストストームは和テイストを入れた新衣裳で登場。色はもちろん真紅です。会場もイメージカラーの赤に染まり、志保の燃え上がるような情念を感じます。ネクストストームとしては昨年に続くパフォーマンス、高野さん・安済さん・甘束さんの個性がより見えるようになったパフォーマンスの向上が、そのままチームとしてのパワーアップにつながっているように感じました。背後のスクリーンに映し出されたアニメの「ネクストストーム」と、ステージの4人の振付がシンクロした時は鳥肌モノでした。

それぞれのチームの挨拶では、加藤英美里さんの「誰よりも激しく、誰よりも美しく、誰よりも正確に!」、大坪由佳さんの「みんな、嵐に巻き込まれる用意はできてる?」の声が幕張に響き渡りました。

前半戦でのWake Up, Girls!は「素顔でKISS ME」「少女交響曲」の「続・劇場版前篇 Wake Up, Girls! 青春の影」楽曲、そして今年と去年のツアーライブで磨いてきた「HIGAWARI PRINCESS」「ワグ・ズーズー」「地下鉄ラビリンス」を披露しました。センターが7パターンある「HIGAWARI PRINCESS」は今日は吉岡さんがプリンセス。「ワグ・ズーズー」は「うぇいくあっぷがーるZOO!」の主題歌ですが、最近は地方でのミニライブには欠かせない、初見の人も楽しく巻き込めるライブナンバーに昇華されている気がします。

そしてI-1clubは、大坪さんが入ったテレビシリーズメンバーで「運命の女神」と「シャツとブラウス」も披露しました。「運命の女神」は、大坪さんと山本さんがダブルセンター! TeamSとTeamMがひとつになったバージョンです。メンバーが3人と4人に別れるフォーメーションでも両チームを必ず混ぜてくるのが良いですね。そしてI-1clubによる「シャツとブラウス」はライブ初披露! 島田真夢センター時代のアニメの映像にも負けない華があるリアルI-1clubがそこにいました。 

今日もうひとつのサプライズ楽曲が、「ネクストストーム」による「リトル・チャレンジャー」でした。続・劇場版でネクストストームの新人3人が志保に見せた曲をここで持ってくるとは! 本来はI-1club初期楽曲だけにびっくりしましたが、ネクストストームがもう1曲歌うなら、確かにこれしかない選択です。原曲の吉岡さんや加藤さん、津田さんが高らかに歌う歌声の個性がとびっきり強いからこそ、そこにキャラクターの声にきっちり寄せた高野さん・安済さん・甘束さんの声がハマることで、まるで別の曲のように新鮮で魅力的に響きました。

ライブの最後を締めるのはもちろんWake Up, Girls!。「タチアガレ!」は今までに見たことがないぐらい強い気持ちが入った吉岡さんの表情がとても印象的で、改めて見回すとメンバー7人が最高の笑顔を浮かべているのが、昔の7人との一番大きな違いでしょう。このメンバーで4年目の「16歳のアガペー」、全員が20歳になっているのも感慨深いです。

本編ラストは、続・劇場版を締めくくった集大成の楽曲「Beyond the Bottom」。ですが、今回のライブではその「続き」が示されました。既報の通り、2017年にテレビアニメ「Wake Up, Girls! 新章」放送決定の発表です。新作の決定自体も嬉しいニュースですが、WUGの7人だけでなくI-1、ネクストストームのメンバーも含めた全員がもっと歌いたい、もっと彼女たちの物語に参加したいという、「次」に向けたキラキラした希望を見せてくれたのがとても良かったです。

アンコールの締めはキャスト全員が笑顔で歌った「極上スマイル」。作品の中でWUGとI-1の両方が歌った唯一の楽曲に、今年はネクストストームという新たな仲間、ライバルが加わりました。【取材・文=中里キリ】

<セットリスト>

M01:7 Girls War/Wake Up, Girls!

M02:止まらない未来/I-1club(山本、加藤、福原、安野、明坂、津田、上田)

M03:レザレクション/ネクストストーム

M04:素顔でKISS ME/Wake Up, Girls!

M05:少女交響曲/Wake Up, Girls!

M06:運命の女神/I-1club(大坪、加藤、福原、安野、明坂、津田、山本)

M07:シャツとブラウス/I-1club(大坪、加藤、福原、安野、明坂、津田、山本)

M08:HIGAWARI PRINCESS/Wake Up, Girls!

M09:ワグ・ズーズー/Wake Up, Girls!

M10:地下鉄ラビリンス/Wake Up, Girls!

M11:リトル・チャレンジャー/ネクストストーム

M12:タチアガレ!/Wake Up, Girls!

M13:16歳のアガペー/Wake Up, Girls!

M14:Beyond the Bottom/Wake Up, Girls!

M15:極上スマイル/全員





■テレビアニメ「Wake Up, Girls! 新章」
放送  :2017年
スタッフ:原作・脚本…Green Leaves/監督…板垣伸/キャラクター原案…近岡直/キャラクターデザイン…菅原美幸/音楽…神前暁 MONACA/音楽制作…DIVE II entertainment/アニメーション制作…ミルパンセ
キャスト:島田真夢…吉岡茉祐/林田藍里…永野愛理/片山実波…田中美海/七瀬佳乃…青山吉能/久海菜々美…山下七海/菊間夏夜…奥野香耶/岡本未夕…高木美佑

リンク:「Wake Up, Girls!」新章公式サイト
    WUG!ポータル
    第3回アニソン・ヴォーカルオーディション
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