新作&おすすめアニメのすべてがわかる!
「月刊ニュータイプ」公式サイト
アニメ×アプリゲーム×フットサル試合イベントで、本気男子を応援する新型メディアミックスプロジェクト「フットサルボーイズ!!!!!」。ニュータイプでは、TVアニメで主人公として描かれる「恒陽学園」のライバル校にあたる「アーダルベルト学院」を推しチームとして紹介していくことに。裕福な子息が通うアーダルベルト学院……その気品あふれるたたずまいと、勝利にこだわる貪欲さ、自分を高めるためのストイックさは、応援せずにいられない素敵男子。月刊ニュータイプ2月号に掲載したコメントのフルバージョンを、WebNewtypeにて全6回にわたってお届けします。第1回はキャプテン樫良木ルイ役・峯田大夢さん。
——ルイの性格をひと言で表わし、その解説をお願いします。
峯田 「誇り」ですね。彼は自分の強さに誇りを持っているし、歴史あるアーダルベルト学院フットサル部としての誇りも持っている。その誇りは自分の努力で裏付けがしてあり、みんなから見えないところでコツコツ練習して、「自分が強くあることが、みんなを強くする」という精神のもと、キャプテンとして存在しているんです。その生き様みたいなものが魅力的なところだと思っています。
——ご自身に近いところ、遠いところをそれぞれ教えてください。
峯田 遠いところのほうが多いんですけど、一番自分に近いところは、裏でコソコソ練習をするところ(笑)。あまり人に努力しているところを見せたくないタイプで、できなかったことが次の練習でいつの間にかできるようになっているのがいいな、と。陰で行なう日々の積み重ねってすごく地味だし、それを続けていくのは難しいと、今でもやりながら思っています。でも、毎日コツコツやらないとできないんだな、とフットサルの練習をしていて改めて感じたし、ルイとはそこが近いところかな、と思っています。
——元々、陰で努力をするタイプなのですか?
峯田 裏でコツコツ努力するようになったのは、声優のお仕事を始めてからですね。ルイと出会って、それを再認識させられました(笑)。でも最近は言わないと伝わらないなと思って、僕は趣味でアクロバットをやっているんですけど、ツイッターで「練習してます!」と出すようにしています。「頑張っています」というのを見せるのは恥ずかしいんですけど……(笑)。遠いところは、みんな挙げると思うんですけど、「財力」です(笑)。あとは容姿ですね。彼の金髪と青い瞳は生まれつきなので。
——陰で努力をなさり結果を見せて、メンバーたちを背中で引っ張っていく、という姿も、ルイとの共通点なのかな、という気がします。
峯田 どうなんでしょう……僕自身、あまりキャプテンという役割を経験したことがなかったので、最初は変な責任感を持ってしまって「やらなきゃ、やらなきゃ」と焦りがありました。今も「やらなきゃ」という気持ちはありますが、みんなと話し合って、みんなが言いづらいことや思っていても言えないことを言う係という感じになっています。もうひとつ上の段階に行きたいから、「こうしよう」という提案はしますが、目線はみんなといっしょですね。作中の選手たちを背負って試合に出ているわけだし、カッコイイ試合、おもしろい試合をしたいので、そういう意味では妥協はしたくない。大会前には、ちょっと嫌われてもいいという覚悟で、「もっとこうしよう」という提示をしています。
——アプリゲーム、ボイスドラマを経て、いよいよテレビアニメが始まりました。峯田さんが思うアニメの魅力は?
峯田 アニメは動いていること自体が魅力ですね。ちゃんとフットサルのシーンが描かれている。実際に選手たちが動いて、効果などもつくと、迫力が違うんですよ。あと、技が派手なので、その派手な描写がどうなっているのか、完成版を見るのが楽しみです。また選手たちが29名いて、それぞれのストーリーや人生があるんですよね。アニメでは恒陽学園が主役なんですけど、アニメを見て少しでも他の学校に興味を持ってもらえたら……ゲームをやってみようというきっかけになり、みんなのストーリーを深堀りしてもらえたらいいな、と思います。OPテーマを(佐久間)貴生くんが、EDテーマSTEREO DIVE FOUNDATION(R・O・N)さんが歌っているので、それも楽しんでいただきたいですし、アニメを作るにあたっていろんなスタッフさんが関わっていて、その方々の努力の結晶が詰まった作品だと思うので、ひとつひとつのシーンを見逃さず、余すところなく楽しんでいただきたいです。
——フットサルの練習を始めてから2年くらい経つとうかがいました。上達具合はいかがですか?
峯田 僕はフットサル未経験だったので、人よりも練習しなきゃと思っていました。ルイとの乖離がすごいかもしれないし、ゲームやアニメが始まったらさらに彼らのすごい部分が描かれてくるので、それに少しでも近づけるようにと、練習を始めた当初から意識していましたね。彼らのことを背負いながらプレーすることになるので、カッコ悪い姿や簡単なミスは見せられないし、お客さんには細かいところまで見てもらいたいし、熱量も伝えたい。なので、コツコツやってきてはいるんですけど、どこまで上達したかは定かではないです(笑)。とめる蹴る、の基礎はできるようになったかな、と思います。基礎は習得するのにいちばん時間がかかるし、いちばん大事なところ。声優業も同じなので、これからもコツコツ地道にやって、結果につなげていけたらいいなと思っています。前回のフットサルイベント(「合同練習試合イベント—勝利に向かってステップアップ!—」2021年2月13日開催)では優勝できたので……実は試合直前は週3で自主練してたんですよ。これからもコソ練して(笑)頑張りたいです。
【撮影:武田真由子、取材・文:垳田はるよ】