温泉地をモチーフにしたキャラクターとそれを演じる声優たちが地方を盛り上げるためにライブやイベントなど幅広い活動をしている地域活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」。そのトークイベント「温泉むすめ 師範学校 課外活動 Vol.5 in 京都 着物部」が12月8日、京都・金剛能楽堂で開催されました。前日7日には出演者の黒川姫楽役の田中美海さん、雲仙伊乃里役の奥野香耶さん、阿蘇ほむら役の髙橋麻里さん、嵐山紫雨役の上田瞳さんが京都を代表する観光地である嵐山を訪問していました。今回はその模様をレポートいたします。
普段はピンクの袴が目立ち、観光地で注目を集める温泉むすめのキャストたち。しかし嵐山は和装で歩く人が多いためか、視線は少なめ。リラックスムードの中、4人はまず「えびす屋」の人力車に乗って嵐山を案内してもらうことに。某少年探偵アニメに登場していたのをしっかり覚えていた田中さんが大興奮の渡月橋、「源氏物語」に登場し縁結びでも名高い野宮神社など、嵐山の名物スポットや町並みを楽しみます。
そして人力車は竹林の道へ。多数の竹が生い茂っているこの小道は日光が遮られているため周辺から5度ほど気温が低いという場所。しかし2枚の毛布を膝上にかけてもらったおかげで4人は寒さを感じていない様子。嵐山駅付近で人力車を降りた上田さんは「人力車、楽しかったです! いろんなことを丁寧に教えてもらえるし、『寒いかな』と思ってたんですけど座るところにカイロまで敷いてあって快適で」と笑顔を見せていました。
その後は嵐山駅周辺を散策。ホテル・ファーストキャビン京都嵐山の屋上テラスでは、4人は「映える~!」と感激。フォトジェニックな場所を探して記念撮影を行います。次に向かったのは駅のホームにある「駅の足湯」。このお湯がかなりの高温らしく、少し足を付けただけで「熱い!」の声が。しかし徐々に高温に慣れたのか、じっくり浸かって冷えた体を温めていました。
そんな彼女たちの目を奪ったのは、駅の至るところに立ち並ぶ光るポール。これは「キモノフォレスト」という、京都の伝統工芸品・京友禅を包んだ約600本のアクリルのポールをライトアップしたもの。この絶好の撮影スポットに4人はそれぞれの携帯電話でパシャリ。そんな中、とあるスマートフォン用ゲームに登場するイケメン武将のスタンドパネルを見つけ、目をギラつかせていた人がいたのはここだけの秘密です。
最後は駅のショップで販売されていた団子とドリンクで〆。充実の嵐山散策を終えました。
【取材・文=はるのおと】