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12月11日(金)、ついに公開を迎えた「Wake Up, Girls!」続・劇場版 後篇「Wake Up, Girls! Beyond the Bottom」。後篇では、Wake Up, Girls!がいよいよ「アイドルの祭典」でI-1clubとの真っ向勝負に挑みます。
初日舞台挨拶前の楽屋裏で、メンバーが後篇の見どころやアフレコ裏話について、たっぷり語ってくれたその内容を2回に分けてお届けします。【ネタバレOK】のぶっちゃけトークですので、これから劇場へ足を運ぶ人はご注意を!
――後篇「Beyond the Bottom」の完成作を観た時の感想を教えてください!
田中美海さん:アフレコの時とは違って、色がついて絵が動いているのを見ると、みんなうまくなったな~と。ななみんと実波のシーンで泣いちゃったし、最後のシーンでもWUGちゃん良かったなって。いっぱい泣いてました(笑)。
永野愛理さん:ストーリーは知ってるはずなのに私も、菜々美ちゃんが空港で泣くシーンで一緒に泣きました。
山下七海さん:たまたまお母さんが来ていたので、おうちで一緒に観ました。お母さんがすごく泣いてたから、私は泣けずに(笑)。お母さんは、私というより菜々美ちゃんが成長したねって(笑)。でも、自分の演技で泣いてくれているのが嬉しかったです。
高木美佑さん:菜々美ちゃんの葛藤には、本当に心を動かされて、「はぁ、どっちになってもいいから、がんばれ!」って応援してました。映画館でもう一度観たい!
奥野香耶さん:私は、丹下社長とサファイヤ麗子さんが2人で会話するシーンがすごくいいなと。アフレコでも、日高のり子さんと佐久間レイさんの後ろ姿を見てステキだな~と思いながら、私たちも将来、あんなふうに会話ができるようになるのかなって想像してました。
吉岡茉祐さん:台本を見ながら映像を観てたので、アフレコ時の記憶が思い出されて。この時、頑張ったなとか、このテイクが使われたんだとか。ひとつの完結ということで、終わった瞬間は「あ、終わっちゃった…」っていう虚無感もありました。
青山吉能さん:前篇に比べても、ダンスシーンの作画がきれいだと思いました。スタッフさん一人一人のお力があっての作品だから、最後のクレジットをもっとゆっくり見たい!っていつも思います。回想シーンも多かったので、中の人も以前はあんなふうだったなって思い出に浸れることが多かったです。
――確かに、回想シーンを含めて印象深い場面が多い後篇ですが、アフレコで心に残っていることは?
田中:戻ってきた菜々美に実波が「菜々美!」って走り寄るシーンは、実波ちゃんとしては真面目なシーンだったので、「感動するな~頑張ろう!」って思いました。思いのほか声が出ちゃったり、逆に声がちっちゃかったりして、2人でいろいろ試したよね。お守りを渡すシーンも何回録ったかな。
山下:印象深いね~。
田中:息づかいも大事に演じた記憶がある。
山下:映像を見てると、ほんとに菜々美は実波と一緒にいるシーンが多くて、菜々美ちゃんってこんなに実波のことを大事に思ってたんだなって思った。歳も近いし。
田中:ね~。
山下:お守りをもらう時のセリフは、「これ、実波の大事なものなんじゃないの?」ってハテナがついてたんですけど、それは知っているはずなので、ハテナではない感情を乗せたことをすごく覚えてます。
高木:私が演じる未夕や夏夜は、どちらかというと物語を明るく導いていく役割だから、相変わらず漫才ちっくなやりとりがあって(笑)。年上のキャラクターというのもあると思います。夏夜はみんなのことを見守っている感じで、オトナの雰囲気がより一層増してた気がする。
奥野:ほんと? 意識してなかった(笑)。でも、菜々美に「WUGを辞めることは後悔しないの?」って言うセリフは、菜々美を攻めているわけではないし、だからといって引き止めるわけでもないし、ニュアンスが難しかったな~と思います。[後編に続く]【取材・文=麻布たぬ】
※日高のり子さんの「高」の正しい表記は「はしご高」ですが、機種依存文字のため「高」表記しています。