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アニソンを聴きまくってるDJたちが選ぶ2023年ベストアニソントップ20! そして2024年にブレイクしそうなアーティストは?

2023年も200以上の新作アニメが放送/配信され、多数の映画も公開されました。それに伴って、数えきれないほどのアニソンも生まれています。今回は、そのアニソンの多くを把握し、聴き込んでいるであろうDJたち約100人に「2023年のいい曲トップ5は?」というアンケートを実施。ポイント化してランキングをつくりました。

回答してくれたのは北は北海道、南は鹿児島まで全国各地で開催されているアニソンDJイベント、通称“アニクラ”で活躍するDJたち。そんなアニソンの達人たちによる2023年のアニソンランキングから、まずはトップ20をご覧ください。

「江戸前エルフ」「冰剣」の主題歌がWランクイン!

  • 20位:今天开始做明星/汤幻月(「Re:STARS」OPテーマ)
  • 19位:幽世/luz(「ダークギャザリング」OPテーマ)
  • 18位:奇縁ロマンス/ナナヲアカリ(「江戸前エルフ」OPテーマ)
  • 17位:アルカンシェル/花たん(「転生王女と天才令嬢の魔法革命」OPテーマ)
  • 16位:ラウドヘイラー/内田真礼(「冰剣の魔術師が世界を統べる」EDテーマ)
  • 15位:Dystopia/Sizuk(「冰剣の魔術師が世界を統べる」OPテーマ)
  • 14位:Crack-Crack-Crackle/CLASS:y(「アンデッドガール・マーダーファルス」OPテーマ)
  • 13位:飛天/Ayase×R-指定(「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」OPテーマ)
  • 12位:ゴールデンレイ/三月のパンタシア(「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」OPテーマ)
  • 11位:おどる ひかり/Cody・Lee(李)(「江戸前エルフ」EDテーマ)

トップ20には「江戸前エルフ」と「冰剣の魔術師が世界を統べる」という2作品のOPテーマ、EDテーマがともにランクインしました。どちらも確かに印象的で、特に「冰剣」の両曲は、その使われ方からアニメファンなら強烈に覚えているでしょう。

なお、間違いなく2023年を代表する1曲である「アイドル」(「【推しの子】」OPテーマ)は、アニクラで流れ過ぎてDJは食傷気味になったのか、意外と票が伸びず。EDテーマの「メフィスト」のほうが票を獲得していました。そしてトップ10も意外な結果に……。

10位:アイデン貞貞メルトダウン/えなこ feat.P丸様。(「お兄ちゃんはおしまい!」OPテーマ)



「電波~『けいおん!』と、アニソンとアニメの盛り上がりを感じられたあの頃のオマージュを感じられる、パワーある曲」「やしきんは天才だと思う」「TSものの曲に、コスプレイヤーのえなこを起用するってすごい発想」
「アイデン貞貞メルトダウン」各音楽配信サイトリンク集

9位:スクワッド!/めいちゃん(「HIGH CARD」EDテーマ)



「あまりにもED然としていて素晴らしい。映像も洒落ていて、イベントの最後に聞きたくなる」「今年アニクラでかけたら(ブースが)盛り上がる曲No.1」「アニメの映像と歌詞がこれでもかってくらい一致していて、今年一番ご機嫌な曲だった」
「スクワッド!」各音楽配信サイトリンク集

8位:Just a little bit/堀内まり菜(「アリス・ギア・アイギス」EDテーマ)



「この作品にぴったりなスピード感がよかった」「疾走感あるいいアニソンは多々あれど、(作曲した)吉木絵里子さんのそれはほかの楽曲よりも突き抜けていると改めて感じさせてくれた」「高校野球の中継テーマソングにもなったらしいので、野球ファンとしても外せない」
「Just a little bit」各音楽配信サイトリンク集

7位:メロウ/須田景凪(「スキップとローファー」OPテーマ)



「青春ラブコメのOPにふさわしく歌も映像もさわやか。サビでみんなで踊れるのもよかった」「リズミカルなテンポが心地いい」「登場キャラクターがあまりに眩しくて目を逸らしてしまう」
「メロウ」収録アルバム「Ghost PoP」各音楽配信サイトリンク集

6位:詩超絆/MyGO!!!!!(「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」第10話挿入歌)



「ボーカル役の羊宮妃那さんの、叫びのような歌い方が素敵」「オールタイムベスト級の挿入歌」「劇中歌という意味では今年圧倒的な存在感だった」「何度観ても10話は泣けるし無駄がない。映像とのシンクロですさまじいバイヴスを生んだ」
「詩超絆」各音楽配信サイトリンク集

5位:JUNGLE FIRE feat. MOTSU/芹澤優(「MFゴースト」OPテーマ)



「すごく脳に残るメロディーと、エイベックスの本気がここぞとばかりに感じられる造りと宣伝を感じられて、とても楽しい」「令和に生まれた2000年代の新曲。『頭文字D』に激ハマりしていた青春時代に心が戻り、思わず踊り出してしまう」「正統派ユーロビートがアニメの世界観とマッチ。MVで観られるサビの振付もちょうどいい塩梅にダンサブル」
「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」TV size ver.各音楽配信サイトリンク集

4位:Never Fear/阿部真央(「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」EDテーマ)



「映像のハッピーさも含めて、明日も頑張ろうという気持ちになれる」「このアニメのEDとして最高の1曲。明るさだったり脱力感だったり、楽曲を構成するすべての要素かアニメ『人間不信~』過ぎてすごい」「映像込みでこれを聴いた時に、『いい作品だったな……』と思い出させてくれる実力派」「今年のなろう原作アニメは、やたらEDに名曲が多かった気がする」
「Never Fear」各音楽配信サイトリンク集

3位:変幻自在/PENGUIN RESEARCH(「アルスの巨獣」OPテーマ)



「さすがのPENGUIN RESEARCH、ド安定」「とにかくかっこいい!」「踊れる。踊れ過ぎる」「あのアニメにふさわしい、只事ではないアニソンだった」
「変幻自在」各音楽配信サイトリンク集

2位:運命共同体!/音莉飴(「女神のカフェテラス」OPテーマ)



「アニメに合った、かわいらしさに振り切った映像と楽曲の組み合わせがよかった」「夏のアンセムだった。最初はジワジワだったけど一時期はどのイベントでも聴いたレベル」「イントロのメロディーとリズムだけでわかるセンスの塊みたいな曲。キングオブポップス」「ビーチ、浮き輪、サンダルと我々陰キャから対極に位置する3種の神器を並べる辺りが最高」
「運命共同体!」配信サイトリンク集

1位:シェケナーレ/OCHA NORMA(「シャドウバースF」セブンシャドウズ編EDテーマ)



「萌えの塊。2006年にリリースされていたら間違いなく『ハレ晴レユカイ』とタメ張れたでしょう」「ポップでキュートな曲調に、それに見合ったヒロインたちのかわいさがたっぷり詰まった映像。ヘビーな内容をやったあとでもこの曲が流れるとすべてが浄化される」「明るさとかわいらしさに振り切った映像。カードゲームアニメのEDはこういうのでいい」「言うまでもなく曲も映像も最高だが、挿入歌や特殊EDとして200%活用されている点で今年トップアニソンと言える」

ブレイクアーティストは?

ベストアニソンと同時に取った「来年ブレイクするアーティストは?」というアンケートでは、LezelとEverdreaMが同票で1位となりました。

  • 5位:ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
  • 4位:月詠み
  • 3位:花たん
  • 1位:Lezel
  • 1位:EverdreaM

「パリピ孔明」の主役の歌唱キャストとして知られるLezelは、その歌唱力に加え、今年の佳曲「リセットライフ?」(「実は俺、最強でした?」OPテーマ)で自身が作詞している点から期待が集まっている模様。また今年デビューした、声優の松岡美里と関根瞳によるロックボーカルユニット・EverdreaMには「この音楽性は大事にされてほしい」というコメントがありました。来年は、こういったフレッシュな面々によるアニソンにも期待がかかります。

【取材・文:はるのおと】

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