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アニソンを聴きまくってるDJたちが選ぶ2025年ベストアニソントップ20! そして2026年にブレイクしそうなアーティストは

2025年も200以上の新作アニメが放送/配信され、多数の映画も公開されました。それに伴って、数えきれないほどのアニソンも生まれています。今回は、そのアニソンの多くを把握し、聴き込んでいるであろうDJたち約100人に「2025年のいい曲トップ5は?」というアンケートを実施。ポイント化してランキングを作りました。

回答してくれたのは北は北海道、南は鹿児島まで全国各地で開催されているアニソンDJイベント、通称“アニクラ”で活躍するDJたち。そんなアニソンの達人たちによる2025年のアニソンランキングから、まずは11~20位をご覧ください。

2024年が初出の挿入歌も!

  • 20位:GIRA GIRA STAR / 真実夜チィ/ダークチィ(CV.大地葉)(『ひみつのアイプリ』シリーズ挿入歌)
  • 19位:閃より雷や、更りや高き / 丁(『信じていた仲間達にダンジョン奥地で殺されかけたがギフト『無限ガチャ』でレベル9999の仲間達を手に入れて元パーティーメンバーと世界に復讐&『ざまぁ!』します!』OPテーマ)
  • 18位:火星人 / ヨルシカ(『小市民シリーズ』第2期OPテーマ)
  • 17位:I / BUMP OF CHICKEN(『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』EDテーマ)
  • 16位:天伝バラバラ / 吉乃(『気絶勇者と暗殺姫』OPテーマ)
  • 15位:千夜一夜 feat. 仲宗根泉 (HY) / Hilcrhyme(『鬼人幻燈抄』第1クールEDテーマ)
  • 14位:MIRROR / 田中有紀(『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』第2部EDテーマ)
  • 13位:ヒャクニチソウ / 長野県一刻館高校ボウリング部(『Turkey!』OPテーマ)
  • 12位:MOVE MOVE / a子(『宇宙人ムームー』第2クールOPテーマ)
  • 11位:So☆Lucky / 小倉 唯(『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~』OPテーマ)

20位の「GIRA GIRA STAR」が初めて作品に登場したのは2024年ですが、「リリースは今年だからいいよね?」「今年こそ選びたい」といったコメントともに投票するDJが見られました。15位の千夜一夜はHilcrhymeとHY(のメンバー)という良アニソンを近年連発している二者によるコラボレーションでしたが、『鬼人幻燈抄』はほかの主題歌にも票が集まっています。

続いてトップ10はDJ陣から届いたコメントとともにどうぞ。

アニメとのリンクが強い楽曲が上位に

10位:超える / [Alexandros](『ウマ娘 シンデレラグレイ』第1クールOPテーマ)



「とにかくかっこよすぎる」
「今作のヒリヒリとしたレースの空気感には、やはり[Alexandros]の疾走感が抜群にハマる」
「王道ロックながら、劇中のオグリキャップが抱える孤独と熱狂を象徴するようなギターサウンド」

9位:おそ松さんのボンバシェー! / DA PUMP(『おそ松さん』第4期OPテーマ)



「あまりにもノリノリでこんなに気分が上がる曲もない。ボンバヘ~ッ!」
「前任のA応P解散後、どうなるかと思われていた『おそ松さん』のオープニングだが、まったくの杞憂だった。今年一番DJでかけた勝負曲です」
「『パリピ孔明』同様、洋楽カバーのセンスが抜群。BPM変化がトリッキーで、フロアをコントロールする側としても最高に楽しい」

8位:トワイライト / shallm(『阿波連さんははかれない season2』EDテーマ)



「切なさと温かさが同居したメロディに、とにかく泣ける」
「阿波連さんとライドウくんの絶妙な距離感を見守っているような、優しい感情を呼び起こされる」
「繊細なボーカルが夕暮れの情景を想起させ、アニメ本編の余韻を何倍にも膨らませてくれる」

7位:skirt / aiko(『アポカリプスホテル』OPテーマ)



「イントロのあえての不協和音から始まる異質感が、作品の持つ不思議な世界観に見事にマッチ。仄暗い感情が徐々に光を帯びていくメロディ構成が素晴らしい」
「TVサイズでのサビからラストへの盛り上がりと、キャラクターたちが大団円で踊る映像の多幸感は、2025年屈指の印象深さ」
「この曲をきっかけに作品に注目した人が多かった点も評価したい」

6位:味噌汁とバター / 汐れいら(『日々は過ぎれど飯うまし』EDテーマ)



「温かい日常を想起させるタイトル通り、心に染み渡る1曲」
「汐れいらさんの独特な歌声が、食卓を囲む幸せを鮮やかに描き出す。何気ない毎日がどれほど愛おしいかを教えてくれる名ED」
「自分の葬式でこれが流れたら、棺桶の中で静かに泣き崩れると思う」

5位:朗朗 / さとう。(『花は咲く、修羅の如く』EDテーマ)



「少女たちの情熱を『声』というテーマで描く作品に、さとう。さんの透明感ある歌声がベストマッチ。聴き終わったあとの清涼感がたまらない」
「歌詞の一言一言が、不器用ながらも自分を表現しようとするキャラクターたちの背中を押しているようで、流れるたびに胸が熱くなる」

4位:明日の私に幸あれ / ナナヲアカリ(『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』EDテーマ)



「『眠くなったら寝る お昼過ぎに起きる』というサビの歌詞でいつでも元気になれる。自己肯定感を高めたい時に最適」
「働く大人たちの代弁歌」
「何回流してもフロアがウケた」
「キャッチーなサビと歌詞のバランスが絶妙で、嫌なことがあった日の帰り道にエンドレスリピートしたくなる」

3位:らしさ / Official髭男dism(『ひゃくえむ。』主題歌)



「趣味や仕事など、何かに打ち込む人なら必ずどこかにひっかかる歌詞。壁にぶつかった時のしんどさが生々しく描かれていて、アニメの主題歌という枠を超えた普遍的な名曲」
「Cメロの痛烈な叫びから、すべてを振り切ったようなラスサビの転調への流れが圧巻。これほどまでに晴れ晴れとした気持ちになれる曲はほかにない」
「映画だと『ホウセンカ』の曲も抜群だったけど、DJとしてはこちらに軍配」

2位:思い出話 / うたごえはミルフィーユ(『うたごえはミルフィーユ』OPテーマ)



「最終話での楽曲の使い方が神がかっていた。作品と曲がリンクする『究極の形』を見せられた気分」
「彼女たちの軌跡を思い出し、イントロだけで涙腺が崩壊するDJ&客も多いはず」
「最終話を観て以来、もうこの曲はフルサイズでしか流せない」

1位:no man's world / 音羽-otoha-(『Dr.STONE SCIENCE FUTURE』第2クールEDテーマ)



「イントロのモールス信号から『世界に誰もいない』という歌詞へのつながり。スイカが直面する孤独と覚悟が、曲と完全にリンクした瞬間の衝撃は忘れられない」
「作品へのリスペクトに満ちている。22話や23話の演出も含め、アニメを愛してきて本当によかったと思わされた神曲」
「名曲しかないアニメ『Dr.STONE』でも、一番はこれになるかな」

2026年ブレイクアーティストは?

ベストアニソンと同時に行なった「2025年にブレイクするアーティストは?」というアンケートでは、田中有紀さんが1位となりました。

  • 5位:いきづらい部!
  • 4位:中島怜
  • 3位:花耶
  • 2位:吉乃
  • 1位:田中有紀

田中有紀さんは今年のランキングでも14位となった「MIRROR」を歌った声優アーティストで、声優ユニット・NOW ON AIRや『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の芹沢あさひ役としての活躍で知っている人もいるでしょう。2026年のアニメタイアップもすでに発表されており、確かに今後の活躍が大きく注目される人と言えるでしょう。

【取材・文:はるのおと】

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