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計20本の情報を一挙に発表! KADOKAWAアニメPVウォッチパーティー in Anime Expoレポート


7月1日から4日にかけて、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているAnime Expo。複数ある会場の一つ・JW Marriott Los Angeles LA LIVEのDiamond Hallで2日夜に開催されたのが、KADOKAWAが手掛けるアニメ作品のPV上映会です。MCとして北米で人気を集めるYouTuberのGiggukとCDawgVAが登壇し、コメントを挟みながら様々な作品の紹介が行われました。この記事では、その模様を現地よりレポートします。


YouTuberのCDawgVA(写真左)とGigguk(写真右)


定刻を迎えると、スクリーンにはKADOKAWAアニメの人気作品を集めたPV集が上映開始。北米での異世界もの人気を裏付けるように、「この素晴らしい世界に祝福を!」や「Re:ゼロから始める異世界生活」、「陰の実力者になりたくて!」といった作品はキャラクターが画面に映るたびに大歓声が巻き起こりました。


©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会



GiggukとCDawgVAは「今日は計20本のPVを観るよ!」と手短に紹介し、一本目となる「文豪ストレイドッグス」のPVがスタート。文豪たちをモチーフにした異能力アクションである本作は、この夏から放送となる続編がシーズン5となる。MCの二人はその人気に驚きつつ、会場内にいた「文豪」のコスプレイヤーに声を掛ける一幕も。
二本目は7月から第2クール目が放送となる「シュガーアップル・フェアリーテイル」。主人公・アンと戦士妖精・シャルのラブシーンカットには、思わず歓喜の声が挙がる。第1クールの終盤、引き離されてしまった二人だが、第2クールではどのような展開になるのか? MCも「PVだけだと幸せそうに見えるけど……」と期待を煽りました。
「次はファンタジーでミステリ、かつアクションものだ!」との触れ込みで上映されたのは、こちらもこの夏から第2クールが放送となる「スパイ教室」。少女たちは危険と隣り合わせになりながら、スパイのミッションに挑んでいく作品です。丁寧な作画に、思わず息を飲む観客が見受けられました。
続いて「Lv1魔王とワンルーム勇者」が取り上げられると、可愛らしい魔王の姿に笑い声が。勇者がかつての仲間たちと戦いあうカットに、それまでのコメディらしい印象との違いを感じ取る観客がいたことも印象的です。


©2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/ 「わたしの幸せな結婚」製作委員会



「異能力も登場するロマンスもの」とMCが紹介した「わたしの幸せな結婚」では、やはりロマンスシーンで完成が巻き起こります。MCも思わずマイク越しに反応を挟み、観客と一緒になってPVを楽しんでいる様子。特にGiggukは注目している作品だそうで、その熱を込めながら詳細を紹介していました。

待望の続編が10月から放送開始となる「盾の勇者の成り上がり Season 3」のPVが流れると、異世界ものだけあって観客は一気にヒートアップ。GiggukとCDawgVAはKevin Penkinが劇伴を担当していることに触れつつ、前シリーズまでの感想を言いあいました。
同じく10月放送開始の「陰の実力者になりたくて! 2nd season」のPVは、観客一同言葉を発さず、固唾を飲みながら見守られる形に。MCは「一番好きなアニメだ!」と笑顔で公言し、推しキャラについて語りつつ作品を説明します。
「鴨乃橋ロンの禁断推理」の紹介では、「PSYCHO-PASS サイコパス」の天野明であることが説明されると観客から歓声が沸き上がりました。一見PVからではどんな物語になるのかまだまだ分からない本作に、観客たちは思わず頭上にはてなを浮かべながらスクリーンを見つめています。


©KADOKAWA・TROYCA/オーバーテイク!製作委員会



また、オリジナルアニメ「オーバーテイク!」は、「Fate/Zero」「Re:CREATORS」のあおきえい監督最新作だけあって、反応する観客も点在。Giggukは「Re:CREATORS」が一番好きな作品の一つのようで、あおき監督の新たな作品に期待を抱いていると語りました。
「ガメラは好きかい?」とMCが問いかけ、スクリーンには「GAMERA -Rebirth-」のPVが登場。3DCGアニメで描く新たなガメラの物語を紹介し、怪獣ファンから歓声があがりました。

2023年内放送予定作品としては、「Unnamed Memory」「聖女の魔力は万能です」「ブルバスター」のPVも上映。「アンメモ」はティザーPVでまだまだ情報がないものの、観客は幻想的な世界にうっとりとしていました。「聖女の魔力」では、セイとジュードのコミカルなやり取りに会場から笑い声が。また放送時期がメタ的な展開で解禁され、大爆笑が巻き起こりました。「ブルバスター」も観客からの反応は上々。放送を楽しみに待ちたいところです。

来年放送予定作品としては、既に第1話が初日のTRIGGERパネルで上映された「ダンジョン飯」がピックアップ。会場には既に原作マンガを読んだ人もおり、PVの1カット目から拍手するファンまで存在しました。
太宰治が異世界に転生するファンタジー作品「異世界失格」では、「文豪」ファンもいることから「人間失格」の作品名に歓声が挙がる瞬間もあり、MCが「悲劇的な太宰治の死に、笑うところがある!?」と戸惑う様子も印象的でした。
数日前に詳細が解禁されたばかりの「神は遊戯に飢えている。」は、PVやビジュアルの迫力に会場も興味深々。MCは「主人公の天才っぷりに注目しよう!」とファンにアピールを欠かしません。韓国のウェブトゥーン原作である「外科医エリーゼ」では、その出自が珍しいとのコメントが挙がります。

そしていよいよ新情報のフェーズに突入。
数々の怪異を巡り小説家志望の少女と少年が事件に巻き込まれていくマンガ「怪異と乙女と神隠し」のアニメ化が発表されました。原作を知る観客からは思わず歓声が沸き上がります。
また、「Re:ゼロから始める異世界生活」3rd SeasonのティザーPVは、上映が始まるだけで大歓声! キャラクターが映るや否や、拍手も巻き起こります。ここでも注目を集めたのは主人公のナツキ・スバル。グッズの宣伝が行われると、「既に買ったよ!」とアピールする観客もいました。
最後に紹介されたのは、電撃の新文芸で刊行されており、コアなライトノベル読みから定評の高いサイバーパンクSF小説「リビルドワールド」のティザーPV。「リビルドワールド」のアニメ化はここが初解禁だったということもあり、MCは「みんなもこの作品を応援してほしい!」と呼びかけました。

ここまで計20本のPVが紹介され、パネルはそのまま「わたしの幸せな結婚」第1話の北米プレミアへ。上映後にはプレゼント抽選会が行われ、KADOKAWAアニメPVウォッチパーティーは無事終了しました。

【取材・文/太田祥暉(TARKUS)】

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